珍獣?!イッカクの角買取しました。愛知県のお客様


今回、珍しい物の査定依頼を受けました。

 

イッカクという海に住む哺乳類の角です。

 

 

今回依頼をいただいた角の長さは約2mでイッカクの角としては標準的な長さの物でした。

 

イッカクの角は長いものだと3mにもなる事があります。

 

 

 

 

 

イッカクの豆知識

角と言っていますが、実はこれ角ではなくて歯なのです。

 

 

左側の犬歯が額の皮を破って外に突き出しているのです。

 

生まれたてのイッカクには角がなくツルンとした頭なのですが、成長する過程でオスの左の犬歯だけが伸びて長い角になります。

 

(稀にメスのイッカクにも短い角を持った成獣がいますが)

 

また、500頭に1頭くらいの割合で左右両方の犬歯が角のように長く成長するイッカクもいるらしいので、もし2つの角を持ったイッカクを見ることができたら、すごくラッキーです。

 

成長する過程で歯が皮を突き破るなんて想像するとゾッとしますが、少しずつ成長するので痛みを感じないのかもしれませんね。

 

歯ですからそれほど硬くないのですが、長さが結構あるわりには太くないので硬いものにぶつかったりすると折れてしまいます。

 

野生のイッカクの中にも角が折れてしまっているものもいますが、折れてしまうと二度と生えて来ないので非常に大切な器官になります。

 

今回ご依頼をいただいたお客様も、イッカクの角は長いので折れたりしないように非常に気を使ってきたそうです。

 

これで楽になるとホッとしていました。

 

 

イッカクの角は骨ではなく歯なので中に神経が通っています。

 

その上無数の穴が空いていて水の中や空中の様々な情報をこの角で読み取っていると言われています。

 

イカックは北極海の極寒の海にしか生息しない動物なので、そんな冷たい海の中で穴の空いた歯に氷水が染み込んでいくのです。

 

コチラも自分に置き換えるとゾッとしますね。

 

 

 

 

 

まとめ

今回のイッカクの角は21万円で買い取らせていただきました。

 

イッカクはワシントン条約の付属書Ⅱに掲載されている動物になりますので、国際間取引の際には輸出国の許可が必要となるなど保護対象動物となっていますので、もしかしたらこれから日本では見られなくなるかもしれません。

 

ちなみにイッカクの角は置物や印鑑、根付等、象牙と同じような用途で使われる事が多いです。