象牙には、置物や印鑑、装飾品などがあります。いずれのモノでも、象牙による製品はとても価値が高くなっています。象牙の価値が高い理由は、希少性の高さにあります。昔から象牙は高額で取引されており、アフリカ象の乱獲や密猟が頻繫に行われていたのです。
それにより、アフリカ象の個体数は激減し、絶滅を危惧したため「ワシントン条約」によって国際的な取引ができなくなりました。そのため、象牙の希少価値は急上昇することになり、価値はどんどん高まっているのです。
また、象牙はモノによっては、取引に登録票が必要のケースがあります。象牙を買取してもらう場合でも、登録票が必要となることがあるのです。そのため、象牙製品を買取に出す際には注意が必要となっています。
希少性以外に象牙の価値が高い理由!
性能面で有能
象牙の価値が高い理由としては、希少価値以外にも性能面が挙げられます。象牙の主成分はカルシウムであり、耐久性や耐摩擦性に優れています。
象牙ほど耐久性・耐摩擦性に優れた素材は少なく、性能面で象牙の価値は高くなっているのです。とくに象牙は、印鑑として使用することで、性能面を活かすことができます。朱肉も馴染みやすく、印影も力強くなるため印鑑にピッタリです。
芸術品として人気だから
象牙の価値が高い理由としては、芸術品としての評価も挙げられます。象牙は加工性が抜群となっており、彫刻性に優れています。そのため、芸術品に使用される機会が多くあります。
実際に、象牙を使用した彫刻や観音、置物などが数多く残されているのです。芸術品として人気になることで、象牙の価値も高まります。その結果、象牙の価値はどんどん高くなっているのです。このように、象牙は希少価値が高いだけでなく、性能面や芸術面から評価されており、価値が高い素材となっています。
象牙の価値と買取の注意点!
象牙の取引には登録票が必要?
象牙の製品を取引する際には、登録票が必要と聞いたことがあると思います。ここで言う取引とは、買取や売却、譲渡などのことです。実は、象牙の取引の中でも登録票が必要なモノと不要なモノが存在しています。
象牙の形状が残っているモノについては、取引する際に登録票が必要となっているのです。なかには、登録票がないにも関わらず、楽天市場やヤフオクなどに出品していることがあります。しかし、これは違法取引となってしまうので注意してください。
登録票がなしでも買取してもらえる象牙製品は?
象牙の製品でも、登録票なしで取引できるモノも存在しています。象牙の形状が残っていなければ、登録票なしでも取引することができ、買取してもらうことができるのです。
そのため、象牙の印鑑やブレスレット、観音などなら登録票なしでも買取が可能となっています。もちろん、楽天市場やヤフオクなどで出品されている象牙製品も、象牙の形状が残っていないモノなら問題ありません。
登録票を取得する方法
象牙の形状が残っている象牙製品は、登録票がないと買取してもらうことができません。そこで知っておきたいのが、登録票を手に入れる方法です。登録票を手に入れる方法としては、まず(財)自然環境研究センターへ問い合わせましょう。
お問い合わせ番号は03-6659-6018となっています。お問い合わせすると、自然環境研究センターから登録申請用紙が送られてくるため、必要事項を記入してください。申請では、象牙の情報の裏付け書類や写真、象牙1本について3,200円が必要となっています。無事に申請できれば、登録票が送られてくるため、買取に出すことができます。
象牙の査定ポイントを紹介!
象牙の査定ポイントは、基本的に重さが重要となっています。象牙の重量が大まかな基準となっているのです。ちなみに、ラフテルでは「査定金額シミュレーション」をすることが可能となっています。
1本あたりの象牙の重さを入力し、「査定金額の相場を調べる」をクリックすると買取相場をチェックすることができます。あくまでも目安ですが、査定に出す前にチェックしてみてください。また、意外に思うかもしれませんが、小さなヒビやキズなら査定にほとんど影響しません。
そのため、象牙製品に小さなヒビやキズがあっても、安心して査定に出してみてください。
まとめ
象牙が高い理由は、希少価値が高いからです。ワシントン条約によって、国外から象牙を輸入することができなくなりました。
そのため、象牙は希少価値が高くなっており、高額で取引されているのです。また、性能面や芸術面でも優秀なため、象牙は高い価値を誇っています。象牙は、形状が残っていると登録票がないと買取などの取引をすることができません。
逆に言えば、印鑑や観音、ブレスレットなど象牙の形状が残っていない製品なら登録票なしで取引できます。象牙の査定ポイントは、重量が重要です。ラフテルなら「査定金額シミュレーション」を使って、ある程度の買取相場をチェックすることができます。ぜひ、査定に出す前に使用してみてください。