買取した商品のご紹介
今回、査定させて頂きましたのはエメラルドリングです。
Pt900、 エメラルド 0.55ct 、ダイヤ 0.28ct 、になります。
宝石には各色石の特徴を活かし、その色石の欠点を補うためのカットスタイルが存在します。
エメラルドに多く採用されているカットは、トップに平らな四角形の面を造り、下方向に向かい階段状の広がりを施す「ステップカット」が多く採用されております。
ステップカットがエメラルドに多く採用されるのには理由があり、以下の3点がそれにあたります。
第1として、原石の形として6面の平らな側面を無駄なカットを無くし効率的にカットする技術が考えられました。
この方法は、エメラルドの各側面を平らな箇所のテーブルとすることにて複屈折のエメラルドには最も適したカットとなるのです。
第2として、エメラルドには原石としての弱点があります。
天然石としては硬いエメラルドなのですが、内部の内包物と呼ばれる細かな多数のキズが
あるため、結晶としては衝撃に弱いところが存在します。
その為、石の加工の際に割れてしまう事もありました。
キズはついてしまいますが、角の少ない四角形や八角形のカットが考えられ多くの職人達に好んで使用されていきました。
第3として、エメラルドはその他の天然石に比べると石に必要な屈折率が低いことが示されます。
屈折率とは、光が宝石の内部にて折れ曲がり、角度を変化させ反射させる仕組みになり、
この屈折率がエメラルドには低いため、カット面を多くするカットには不向きであり、また効果もないのです。
その為、よりきれいに感じられるカットとして落ち着いたのがエメラルドカットとなるのです。
状態
全体的に極細かいキズはあるものの、とてもきれいな状態と感じられます。
上記に記載した理由があり、この様なカットになっているという事を想像しながら写真を観ていただければ幸いです。
エメラルドの上下に取り付けられているメレダイヤがあることにより、より一層中央のエメラルドに輝きが反映されています。
査定額
枠はエメラルドとお似合いなプラチナ、エメラルドを囲む無数のダイヤの群れ、そしてそれぞれの個性を一つにまとめるエメラルドが中央に配置されましたこちらのリング。
査定額は59,500円とさせて頂きました。
査定ポイント紹介
贅沢に散りばめられたメレダイヤと、小さくも大きすぎでもない、普段使えるエメラルドの石たちの個性を支えるPt900のリング枠。
それぞれの天然石達に細かいキズはあるものの、状態としてはとてもきれいな状態となっており高額査定させていただきました。
また、Pt900のリング枠も控えめな印象の中で、また大きな土台としての価値としまして、高額査定させていただきました。
まとめ
クレオパトラ他、さまざまな偉人に愛されていたエメラルドの石言葉は、「幸福・希望・安定」とされております。
和装にも洋装にも調和するエメラルドを、今一度装うことにてアクセントにしてみてはいかがでしょうか。
上記のリングはもちろん、眠ってしまっているリングやネックレス、無料お見積り、高額査定をさせて頂きます。
全国のお客様からのお問い合わせ、従業員一同心よりお待ち申しております。