買取した商品のご紹介
本日ご紹介するのはこちらの日本刀です。
銘は「新井一貫斉政善」、長さ72.4㎝のものです。
白鞘ではなく拵えに納まっています。
まず、日本刀を売却するのには登録票が必要となります。
美術品や骨董品として価値のある刀剣類には、必ず登録証が必要で、登録証の無い刀はお買取りすることができません。
(美術品や骨董品として価値の無い物でも銃砲刀剣類所持許可手続きが必要です)
登録票は正式名書を「銃砲刀剣類登録(じゅうほうとうけんるいとうろく)」といい、銃砲刀剣類所持等取締法第14条の規定により登録することが決められています。
こちらがその登録証です。
この登録証があれば査定・買い取りが可能です。
刀の査定のご相談を頂く際、登録証の有無をお伺いすると、紛失してしまったという方も多くいます。
再発行も可能ですのでが、売却をご検討の方はまず登録証の有無の確認をお願い致します。
状態
状態についてです。
まず刃の状態です。
多少の錆は有りましたが、きれいな状態です。
次に刃以外の部分です。
銘が彫ってある部分は茎(なかご)と呼ばれています。
この部分も錆が少なく銘もはっきりと読める状態です。
鍔やその他の部分もきれいな状態でした。
査定額
今回の査定が11万となりました。
査定ポイント紹介
今回は日本刀の査定で重要となる3点をご紹介します。
まずは「銘の有無」です。
刀には、その刀剣を作った鍛冶の名前が入っている場合があります。
銘があり、有名な方の銘であればプラス査定となります。
銘がある場合は、時期相場も関係してきます。例えば大河ドラマなどで主人公が用いた刀と同じ鍛冶屋のものであれば人気が出る場合があります。
次に刀の長さです。
刃の長さは長い方がプラス査定になります。
錆びなどが同じ状態の刀でも、短刀や脇差の場合、査定価格は低くなります。
最後に刀の状態(錆)です。
どんなに有名な方の銘のある刀でも、刃の状態が悪ければ評価が低くなります。
逆に無銘の物でも保存状態がよく状態が良ければ高評価が得られることもあるのです。
日本の気候のせいもありますが、刀は錆びやすい為、日ごろから手入れを怠らないことが大切です。
錆があっても買取は可能ですが、査定額がぐんと下がるのです。
まとめ
日本刀を高く売却したい場合、時期相場なども勿論ありますが、やはり一番大切なのは日ごろからのお手入れです。
業者に頼み研磨することも可能ですが、研磨するのは数十万円程かかるとされています。その為、やはり常日頃からのお手入れが大切です。
ご相談お待ちしております。