名前: H様
年齢: 60代
所在地:仙台市
買取した商品:Pt900 9.41ctタンザナイトリング
買取した商品のご紹介
今回ご紹介する商品は9.41ctタンザナイトリングです。
タンザナイトはその名の通り東アフリカのタンザニアのアルーシャ地区メラリニ鉱山で採掘された宝石です。
メラリニ鉱山では元々ルビーの発掘がされていましたが1967年にそれまでとは違う青色のゾイサイトという鉱石が発見されこれをオープンハートで有名なアメリカのアクセサリーメーカーのティファニーコーポレーションが見出し世界中に広めた事がタンザナイトも始まりと言われています。
誕生から50年ほどしか経っていないタンザナイトですが12月の誕生石としても人気度が高い宝石です。
因みに以前は多色性の少ない濃厚なブルーが高い評価を受けていましたが現在では多色性が強い物が好まれ高い評価を受けている様です。
タンザナイトには類似石やとても精巧な合成品も多く出回っており鑑定には注意が必要な宝石の一つです。
状態
今回お持ち頂いた商品はとても美しい青色に輝いており大きさも9.41ctと大粒な為素晴らしい存在感でした。
今回の石は中央に少し傷が目立ちますがタンザナイトは元々モースコードも低く宝石の中ではかなり傷が付き易い劈開性という特徴があり取扱には注意が必要な宝石です。
査定額
査定額は286,000円を付けさせて頂きました。
査定ポイント紹介
査定のポイントとしてはやはり大きさとタンザナイトの特徴である濃厚なブルーが重要でした。
因みにタンザナイトはダイヤモンドの1000倍希少な石と言われており更に大きさ透明感、濃厚な青色を備えた石は更に希少と言えると思います。
加えて周りを彩る装飾とデザインもバランスも良かった為このお値段を付けさせて頂きました。
まとめ
タンザナイトはまだまだ歴史的にも他の宝石と比べると浅く世の中に出回っている数も少ないのでなかなか出会う事が稀ですが青とも紫とも見えるとても美しい色合いでその由来はタンザニアの石という名が示すようにキリマンジェロの夕暮れを映した様な石と言われています。
ただ上記でも書いたとおりとても繊細な石なので取り扱いが難しく超音波の洗浄機は厳禁とされるほど壊れやすい石です。
タンザナイトも含め多くの宝石は色の濃い物ほど価値が高いとされますがタンザナイトも加熱加工により青く透き通った石になっている様です。
今迄に沢山の美しい宝石を鑑定させて頂きましたが今回お持ち頂いたタンザナイトはその中でも思いに残る美しさでした。
因みにタンザナイトはタンザニアで獲れたゾイサイトという鉱石をタンザナイトとしていますがタンザニア以外で獲れたブルーゾイサイトをタンザナイトと称している場合もあるので注意が必要です。
今回の様な珍しい石は明確な価格を出すのもキチンとした鑑定力が必要です、押入れの奥なので眠っている希少な宝飾品がありましたら専門の鑑定士の居る当社まで是非一度ご相談下さい他店では値段の査定が難しかった色石でも当社なら安心して任せて頂いて大丈夫です。
お持ち頂ければ一点一点丁寧に鑑定させて頂きます。