名前:N様
年齢:70代
所在地:練馬区
買取した商品:脇差(無銘)
買取した商品のご紹介
今回買い取らせていただきましたのは長さ38.4cmの無銘の脇差になります。
日本刀の中で1尺(約30cm)以上、2尺(約60cm)未満のものを「脇差」と言います。
1尺未満を「短刀」、2尺以上を「打刀」というためちょうど中間くらいの長さになります。
「脇差」の中にも種類があり、1尺3寸(約40cm)未満の「小脇差」、1尺3寸(約40cm)以上1尺8寸(約54.5cm)の「中脇差」、1尺8寸(約54.5cm)以上2尺(約60.6cm)未満の「大脇差」があります。
日本刀は長くなるほど査定額が上がりやすい傾向にありますが、今回のお品物は「脇差」の中の「小脇差」と短いものとなっています。
状態
重大な欠陥は無いきれいな乱れ刃文です。
切先にも烏口などなくきれいです。
査定額
今回の査定額は「45,000円」となります。
N様が思われていた金額より高額になったようで、喜んでご売却してくださいました。
査定ポイント紹介
日本刀の査定ポイントは何点かあります。
まずは「疵」です。
切り込み疵や矢疵のような「誉れ疵」といわれる実戦でついたマニアが喜ぶものを除いて基本的に「疵」は評価を下げるポイントになります。
刀身部分や切先に直角に入る疵の「刃切れ」と「烏口」、鍛錬の最中に異物が入り生じてしまうシワのような筋の「撓え」、修復痕である「ふくれ」や「埋金」、心鉄が見えてしまっている状態になってしまっているなどの「致命疵」がある場合は査定額が大きく下がってしまいます。
次に「銘」です。
日本刀は美術品にあたりますので作者によって金額が大きく変わってしまいます。
「銘」が何かは査定額に関わる大きな要因になります。
また「状態」も大事になります。
上記にある「疵」とは違い、日々のお手入れを怠ったことによって出てきてしまう錆びや曇りも査定ポイントとなります。
これらの後天的な状態の劣化は研磨にだせばきれいにすることができますがこの費用が高額なため査定の場合その費用を差し引いた金額を提示することになってしまいます。
まだ細かい査定ポイントはありますが、大きく分けると上記が査定ポイントとなります。
これらを総合的に判断して今回の査定金額となっています。
まとめ
当社ラフテルでは日本刀などの美術品の買取を強化しております。
お手入れなどされずにしまっているものや、錆びが強く出てしまっているものなどどのようなものでも当社の専門の査定員がしっかりと査定させていただきます。
お手入れされずにいると日々状態が劣化していってしまいますのでこの機会に是非ご売却をご検討下さい。
当社では宅配買取など非対面でスムーズなお取引ができる対策を取っております。
ご気軽にお問い合わせください。
桃園美術より転用