名前:H様
年齢:60代
所在地:旭川市
買取した商品:Pt900 エメラルド 9.9g 2.42 0.60
買取した商品のご紹介
こんにちは。
ラフテル鑑定士の髙谷です。
今回買取させていただいたお品物をご紹介いたします。
Pt900を使用したエメラルドのリングです。
緑色の宝石の代表で五月の誕生石でもあるエメラルド。
コロンビアが最大の産出国です。
ベリルと呼ばれる鉱石のひとつで、水色のベリルはアクアマリンと呼ばれます。
こちらは知人からお譲りいただいたお品物で、大事に保管されていらっしゃた様ですが、ご自身では身に着ける機会もほとんどなく、身の回りを整理されているときにこのままではせっかくのエメラルドがかわいそうだと思い処分を考えられたそうです。
ひとから譲ってもらった品だけに、また別の知人へ譲るというのもはばかられたために今回弊社ラフテルまでお持ち込みいただきました。
状態
それでは今回買取したリングの状態をご紹介していきたいと思います。
総重量9.9g、親石のエメラルドが2.42ct、周りを彩るメレダイヤが0.60ctとなります。
2ct超えの宝石はなかなか珍しく希少価値があります。
次に別角度からの画像となります。
先ほどの写真からもわかりますが色はやや薄めです。
また内包物が多く、透明度はやや低めです。
後ろからの画像になります。
プラチナの刻印が見てわかりますね。
査定額
今回の査定額は77,000円となりました。
査定ポイント紹介
それでは今回買取いたしましたリングの査定ポイントをご紹介いたします。
エメラルドに限らず色石にはダイヤの4Cのような国際的な評価基準はありません。
エメラルドの品質を決める基準は大きさ、色味、内包物、テリなどで見ていきます。
まずは大きさ、やはり大きければ大きいほど希少で、価値は高くなります。
特に2ct以上になるとジュエリーにすることのできる品質の石はなかなかありませんので価格は上がります。
次に色味ですが、濃すぎず薄すぎず、また青すぎず黄色すぎない色味が価値は高くなります。
三つ目に内包物の有無になります。
エメラルドは硬度でいうと7.5とまずまずの硬さですが、内包物が多いために割れやすい傾向があります。
内包物の少ないエメラルドはかなり貴重なため透明度の高いものは高額になる可能性がございます。
最後にテリです。
テリとは宝石の輝きのことで強く美しいテリを持つ石は品質の高さを表します。
ちなみにエメラルドのほとんどがオイルや合成樹脂などの含侵処理が行われております。
この処理を施すことで傷を隠し、耐久度を高めることができます。
もし未処理のエメラルドをお持ちでしたらとても貴重なため処理を施したエメラルドの3倍以上のお値段になるかもしれませんよ。
ぜひ一度お手元の鑑別書をご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
われわれラフテルはエメラルド以外にも様々な宝石を高価買取させていただいております。
多くのお客様からのお問い合わせ、ご来店をお待ちしております。