名前:B様
年齢:70代
所在地:鶴岡市
買取した商品:【日本刀 わきざし 正俊作 二月日 長さ45.5cm】
買取した商品のご紹介
今回B様にお持ち込みいただいたお品物は、″日本刀 わきざし 正俊作 45.5cm″です。
わきざしは日本刀の一種で室町時代に登場した1尺(約30cm)~2尺(約60cm)未満の日本刀のことを言います。
その中でもこちらのわきざしは【中わきざし】というものに分類されるものです。
お父様から譲り受けたものだそうですがB様自身は刀自体にそこまで興味をお持ちではないそうで、家に置いておいても場所をとってしまうとの事で今回買取という運びとなりました。
状態
それでは状態を見ていきます。
まずは刀で一番重要な″刃″の部分です。
写真では見にくいですが、各所に刃こぼれや錆ががございました。
刃はとても繊細で、少し触れただけでもそのまま磨かずにしておくと錆が始まってしまい、最終的に刃が劣化を始めて刃こぼれにつながります。
次に各部分の状態を見ていきます。
鞘の中の部分に若干のカビが見受けられましたが、その他の刀装具は細かな傷はございますが全体的にとても綺麗な状態です。
目釘穴は一つです。
銘文の表と裏部分もしっかり確認しました。
査定額
今回こちらの日本刀わきざしには¥30,000のお値段を付けさせていただきました。
B様もご自身で少しお調べになったみたいで、やはり錆や刃こぼれがあるとほとんど値段がつかないという認識だったそうで、こちらのお値段をご提示させていただいたところ大変驚いていらっしゃいました。
処分感覚位のお気持ちでいたところ、これだけのお値段がつくとはご想像されていなかったみたいでとても喜んでくださいました。
査定ポイント紹介
それでは今回の査定のポイントをいくつかご紹介していこうと思います。
まず、刀や銃をご売却の際に必要な登録証の有無です。
近年入手ルートが分からない銃砲刀剣類が多く出回っていて、こちらがないとお買取できないケースが非常に多いので気を付けてください。
そしてこちらの登録証に記載の項目が実際に正しいか照らし合わせていきます。
一致しないとこちらも買取できない事が多いです。
今回はすべて一致していて本物で間違いありません。
次に刃の部分です。
やはり刃こぼれと錆の部分が今回の査定に大きく関わってきました。
これらがなければ¥100,000近くの査定も目指せたのではないかと思います。
それだけ重要な部分でもあるのです。
ただ、刀の手入れは油と打粉などを使うとても大変で時間もかかってしまうもので非常に難しいのも事実です。
劣化が目立つ部分もございましたが、きれいなところもございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もし刀のご売却をお考えの方は今一度登録証の有無をご確認ください。
今回は刀の買取となりましたが、弊社ラフテルでは銃砲の買取も行っております。
その他にも金銀プラチナ、ブランド物のバッグや時計など幅広い商品の買取を行っておりますので、お家に眠っているものがございましたら是非ご相談ください。
また、このようなご時世で外出するのが気になる方も多いかと思いますので、出張買取も行っております。
ご不明点やご質問等ございましたら、是非弊社ラフテルまでお気軽にご相談ください。
桃園美術より転用