<チューダーの歴史>
皆さんはTUDORという時計をご存じでしょうか?意外とご存じない方も多いのではないかと思いますがこのTUDORことチューダーは高級時計の中でも最もネームバリューのあるロレックスが自社の時計をもっと気軽につけて欲しいと一般向けに販売を始めた兄弟ブランドです。
1920年代後半に創立されたチューダーはチュードルとも呼ばれていたが後にチューダーに統一された。
今回ご紹介するサブマリーナは少し時計の知識のある方ならパッと見た目で間違えてしまいそうなデザインだがそれものはずでチューダーの時計には兄弟ブランドロレックスのパーツが沢山流用されています。
チューダーはロレックスの廉価版という意見もありますが創業から100年たった時計メーカーは常に進化をしていてここ近年に発売されたモデルは兄貴分のロレックスとは違った個性を持つていると思います。
今回お持ち頂いたモデルはかなり劣化が目立つ部分がありましたが幸いにもステンレスのモデルだった為金属部分に関してはコンビのモデルの様な塗装の剥がれ等もなく良い状態でした。
チューダーのサブマリーナは現在でも人気度が高いモデルなのですが今回は風防の劣化が進んでいるのと竜頭が抜けてしまっていて不動状態と言う事でジャンク状態での査定となりました。
内部に関しても劣化がみら竜頭が抜けている為オーバーホールは必須ですがしっかりと作られた心臓部にこの時計が作られた技術の高さを感じました。
チューダーは現在も高い技術を発展させロレックスのデュフュージョンメーカーとしてロレックスで言うハイエンドモデルも50万円を切る価格で世の中にスタイリッシュな時計生み出している今後が楽しみなメーカーの一つです。
<査定ポイントと注意点>
さて今回の査定額ですが700,000円付けさせて頂きました。
決して状態も良くない時計に高額な査定が付いた理由をご説明していきたいと思います。
まず大きな要素としては近年注目が集まっているヴィンテージと言われる商品に該当していた事です。
兄弟ブランドのロレックスの商品でもこの年代のサブマリーナは現存数がかなり減ってきている事からかなり高額で取引がされておりこの商品も希少価値の高い商品と言えます。
しかし年代も含めて上記でもお話した様に兄弟ブランドであるロレックスのパーツが使ってあるチューダーの時計に関してはオリジナルの状態で有るかを見極めるにも知識が必要になります。
この年代の物は大きさやロゴなどのつくりに対しての精密さが現在の製品とは違う状態で作られている物もありますので判別が一筋縄でいかない場合もあります。
その為今回の様に竜頭が抜けてしまっていたり風防に傷がたくさんあり劣化してしまっていて俗にいうジャンクと言われる状態で有ってもきちんとオリジナルの状態を保った商品であれば今回の様に高額査定に結びつく場合もあります。
<ヴィンテージの今後とまとめ>
時計だけでなく様々な分野でヴィンテージと言われる物が高騰しています。
しかしただ古いだけで価値が上る訳ではなく希少かつ人気度が高い物と言う事が大前提としてついてきます。
今回お持ち頂いた商品の様に世界中にファンがいて人気を保っていける商品に関してはこの先も価値は上昇していく可能性が高いですが流行というのはいつの時代も移り変わります。
今は大高騰しているロレックスのスポーツモデルも20数年前はここまで高額になるとは思いませんでした。
もちろん寝かせて資産価値を上昇させるというのは投資の手段の一つですがこの先使う事もなくてただ何となく押し入れの奥にしまって有ったり何年もタンスの肥しになってしまっているのであれば思い切って処分をしてその資金で新しく使えるものを購入した方が色々な意味で価値があると言えるかもしれません。
当社ではお客様の大切な時計を専任のスタッフが1点1点丁寧に査定をさせて頂きます。
処分しようか迷ったら是非一度当社までご相談ください。