<真珠の歴史と価値の移り変わり>
さて今回は真珠についてお話をしたいと思います。
真珠と言っても様々な種類があり一般的に出回ってるものを上げると白真珠や黒真珠、マベパール、淡水パールなどに分類されるかと思います。
更に白真珠と黒真珠はアコヤ貝だと10mmシロチョウ、クロチョウ貝だと15mm以上の物も産出されます。
今回ご紹介する商品はその中でもクロチョウ貝から産出されたパールアクセサリーです。
お持ち頂いた商品はバロックパールと言われる形状で丸ではなく様々な形の真珠を組み合わせたアクセサリーです。
黒真珠は黒っぽい色の物が一般的ですが今回ご紹介している真珠はその中でもピーコックと言われる真珠の羽の様に光の加減によってカラーの変化するものは価値が高いものが多く真珠の中でも華やかな色合いです。
お持ち頂いたお品は色合い的には少し薄い印象でしたが綺麗な色彩の真珠でした。
真珠のアクセサリーと言えば冠婚葬祭や6月の誕生石として様々な場面で使用されてきましたがここ数年のコロナの影響やパールのアクセサリーを使う機会が減ってしまった事から市場にはパールのアクセサリー溢れており価値のある物と無い物が色濃く分かれてしまっていると思います。
その為全体的な真珠の価値の移り変わりとしては下降傾向にあると思います。
<真珠の性質と判別>
真珠は一般的には宝石というカテゴリーに含まれていますがダイヤモンドなどの鉱石と大きく違う点がどんな高価な真珠だったとしても必ず経年劣化をしてしまうと言う事です。
ご存じの方も多いかと思いますが真珠はアコヤ貝の中に取り込まれた異物が核となり真珠と言う物が形成されます。
その為ダイヤモンドなどの鉱石と違い表面がとてもデリケートで使用すれば汗などの水分や衣服などのこすれちょっとした衝撃などでも劣化が始まってしまいます。
つまり宝石として扱われていますが永遠の輝きを維持する事はとても困難だと言えます。
その為買った時は数十万円したパールアクセサリーでも手放す時は殆ど価値がない状態になってしまいます。
自分の真珠に価値があるかどうか判別する方法の一つとして一番簡単な方法を上げるとするとネックレスやイヤリングなどが固定されている金具の部分が分かりやすいかと思います。
真珠自体の価値が高いものであれば金やプラチナなどの金属を使用してあるはずです。
今回お持ち頂いた商品にはネックレスにホワイトゴールドが
ピアスにはプラチナが使用してありました。
この様に真珠自体の価値を見定める時に商品全体の価値をみると言う事は査定をするうえで大切な要素になります。
<価格とまとめ>
今回お持ち頂いた商品の査定価格は20,000円です。
元の価格を考えると価格としては下がってしまいますがパールのアクセサリーとしては高額査定になりました。
一昔和えと比べると商品を扱える市場は全世界へと広がりましたその為現金化できる商品は圧倒的に増えましたがその反面手に入りにくい物という物が劇的に減ったとも言えます。
そして価値を決める上で最も必要性が高い物がブランドです。
今回ご紹介したパールアクセサリーもミキモトやタサキの様な真珠メーカーのブランドが付いて要ればそれだけで大きく査定額が変わったと言えます。
昔数十万払って買ったオーストリッチやクロコダイルの鞄でも今の市場に乗せると殆どお値段の付かない物が多いのが現実です。
逆にシャネルやヴィトンの様なブランドのバックであれば殆どがどんな状態でも査定額が付きます。
これはすべての商品に言えると言っても過言ではないのが現状です。
ただ物の中には見た目だけで判断が出来ない物もありますパールアクセサリーもその一つでパッと見でブランド商品か分からない物もあります。
真珠はお金にならないと諦めないで使ってないアクセサリーなど有りましたら是非一度当社までご相談ください。
専任のスタッフが大切なお品物を1点1点丁寧に査定させて頂きます。