名前:K様
年齢:60代
所在地:村上市
買取した商品:プラチナ(Pt900)エメラルド1.23ctダイヤモンド0.078ct7.5g
買取した商品のご紹介
今回買取したお品物はプラチナ(Pt900)のエメラルドリングでございます。
写真は以下のモノになります。
こちらのエメラルドリングは30年ぐらい前に100万前後で購入したエメラルドリングだそうです。
今は指の太さが変わったため使用はしていないそうです。
実はこういった経緯のお客様は非常に多く、お客様の過半数がこういった理由です。
リフォームするのも結構お値段がするため、売却を選択する方が非常に多いですね。
今回の御依頼人方もそういった経緯でした。
では、早速ですが、状態を見ていきましょう。
状態
状態はいいと思います。
特に石にも欠けなどなくリングも歪みなどもなくこのまま商品として出せるお品物でした。
エメラルドもごく一般的なエメラルドでした。
では、査定額に移りたいと思います。
査定額
今回のプラチナ(Pt900)リング、エメラルド1.23ctダイヤモンド0.078ct総重量7.5gの査定額は
¥83000-となりました。
100万円で買ったエメラルドのリングが¥83000-安いなーと思った方は多いんじゃないんでしょうか?
何故この値段になったか次の査定ポイントの紹介でお話したいと思います。
きっと御納得頂けると思います。
それでは、査定ポイントの紹介に移りたいと思います。
査定ポイント紹介
それでは今回の査定のポイントですが、紹介させて頂きたいことは、結論から言ってしまうとこの6つになります。
①含侵処理。
②インクルージョン(内包物)
③色
④大きさ
⑤時代
⑥需要
①含浸処理。
含浸処理とはエメラルドに樹脂オイルを浸したものです。
シダーウッドオイルに浸したモノが含浸処理と言われています。
ただ、こうした処理が行われた宝石はあまり価値が高いものではありません. 何故なら市場に出回っている宝石の98%は何らかの処理が行われた宝石になるからです。
言うなれば希少価値がそこまで高くはないのです。
なのでもし仮に何も処理がされていないノンエンハンスメントのエメラルドが今回のお品物であった場合エメラルドだけで8万から12万は付いたと思います。
今回のお品物はエンハンスメントで処理のされていたものでした。
②インクルージョンと言うのはエメラルドの中に入っている内包物のことです。
表現的に言えば気泡のように見えたり傷ではないんですがそういったモノが石の中に見えるのが内容物です。
エメラルドはこのインクルージョンがない方が価値が高まりますが、インクルージョンのないエメラルドは極めて珍しいので中々そう、有るものではございません。残念ながら今回のお品物にもインクルージョンが見られました。ただ、エメラルドは他の貴石に比べて非常にインクルージョンが多い石です。余談ですが西洋のことわざで傷一つないエメラルドを得ることは欠点のない人間を探すより難しいと言われています。
③色もかなり重要視されるポイントになります。エメラルドのグリーンは濃ければ良い価値が付きますが評価されるより濃い色となると価値が落ちます。エメラルドの色の評価はS~Dまであります今回のお品物は一般的に出回っている色合いでした。
ランク的にはBランク評価と見ました。
一般的に出回っているエメラルドの90%はB~Dです。そして、9%がAランクです。
残りの僅か1%が世界最上クラスのSランクです。
④大きさもとても大事なポイントですがただ、大きければ良いと言うものではありません。そこにプラスアルファ色やテリ、インクルージョンの品質良さが伴なわないと意味がありません。例えば10ctある石に色が薄いエメラルドがあるとします。
そういった石よりも1ctで色が濃いエメラルドの方が値段が付きます。
なので大きさがあっても良いと言う訳ではないんです。
⑤時代も意外なポイントなんですがこちらのお品物は原産国がコロンビアでした。
30年前のコロンビアは内戦状態でもありギャングやマフィア達が蔓延るとても治安の悪い国でした、 そこでエメラルドを得るため命懸けでコロンビアに行きエメラルドを取引をしていました。なのでその分余計に稀少価値が高かったのです。
後はこの時代日本はバブル期真っ只中ということもありお金を持っている方も多く宝石も現在の2〜3倍近く高くても売れた時代だったのです。
現在当時の2〜3倍近く価格を下げて売りに出してるのが事実です。
余談ですが宝石屋さん曰くバブル期はいくら高くても売れましたが今は全く売れないので当時の20〜30万ぐらい値段を下げて売っているそうです。
⑥需要も納得頂けるポイントだと思います。
30年ぐらい前のバブル期に活躍していた女性達はファッションも派手な傾向にありました。
それに経済的にも余裕の有る方は多かった傾向ですので宝石の付いたアクセサリーはファッションを1ランク上に上げるアイテムとして取り入れている方も多かったそうです。
ただ、今はそうした宝石をファッションに取り入れる若い世代の方は少なく宝石は高いモノでもあるので、あまり高いお金を払ってまで宝石に魅力を感じないという意見もよく耳にします。
こうした需要の背景からも価値がどんどん下がっているんでしょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はプラチナ(Pt900)エメラルド1.23ctダイヤモンド0.078ct総重量7.5gのお品物の買取の紹介をさせて頂きました。
この記事をお読みになって少しでも参考になれば幸いです。
現在宝石の価値が下がりつつあります。
皆様の思い出のある宝石が現在よりも価値が落ちる前にお早めの御売却をお勧めします。弊社ラフテルでは、貴石であればしっかりとお値段を付けさせて頂きます。
近年貴石の付いたアクセサリーでもその地金だけの値段で買い取る会社も多いです。
そこで、だいぶ差が付きます。
もし今回のリングが地金だけの金額だとするとその日の相場にもよりますが石の重さを抜いて約23000円です弊社との、その差60000円です。
もし買取会社にみせて地金だけの金額しか付かなかった場合是非一度弊社に足をお運び下さい。
きっとそうした会社とは差が付く査定額プラスして見せます。
まずは、気になる事があればお気軽にご一報下さいませ。
社員一同心よりお待ちしております。