名前:Y様
年齢:80代
所在地:松本市
買取した商品:エメラルド1.15カラット プラチナPt900 指輪 リング
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせていただいたのはこちらです。
ティアドロップシェイプのエメラルドの指輪です。
大ぶりなデザインがゴージャスです。
状態
お品物の状態を見てまいります。
1.15カラットのエメラルドが中心に留めてあります。
ハッカやミントのような緑色です。
写真でも石の中の内包物が見えます。
その周りにはメレダイヤと呼ばれる、小粒のダイヤが使われています。
メレダイヤは合計で0.43カラット使われています。
裏側からのお写真です。
光に透かすと薄い色に見えます。
査定額
今回の査定額は¥44,000-とさせていただきました。
エメラルドの指輪なのにこんな価格なの?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
下記の査定ポイントで理由を詳しく説明してまいります。
査定ポイント紹介
今回の査定ポイントとしては、石のカラット数、石のランクと質、メレダイヤの質があります。
まずカラット数についてですが、ダイヤモンド以外の宝石と呼ばれるエメラルド、ルビー、サファイアなどは大体3カラット以上からお値段がついてくる石です。
今回のリングについているエメラルドも、もちろん大ぶりなサイズ感ではありますが、1.15カラットなので石のみではお値段を出すことが難しいです。
次に石のランクと質についてですが、エメラルドは鮮やかな緑色で尚且つ深い色、内包物がないものがランクの高いエメラルドとして扱われます。
今回のお品物はハッカやミントのような緑色で深い色というよりも明るい色、内包物も肉眼で確認できるので全体的にランクや質は低めの評価になってしまいます。
最後にメレダイヤの質についてです。
元宝石商のベテランから教わったことなのですが、大きめのメレダイヤが周りにふんだんに使われているものほど、中央に使われているメインの色石もランクが高いことがほとんどなんだそうです。
今回メレダイヤが合計0.43カラットで小粒のものなため、先述の通りメインの石であるエメラルドもあまりランクの高いものではありませんでした。
また余談ですが、プラチナも2022年4月現在で金の半分以下の相場になっているため、地金と呼ばれる枠の金属の部分でもあまりお値段がつきませんでした。
有事の際の金と言われているように、世界的に宝飾品には金が使われる事がほとんどです。
まとめ
Y様は「もう使わない物だし、今回のお金で孫に何か買ってあげるわ」とご満足のご様子でした。
宝飾品は使った後に売ることを前提に買う方はほとんどいないお品物だと思います。
今回はマイナスな部分を多く説明しましたが、あくまで買取での基準ですので、ご参考程度にしてください。
弊社では色石の知識もある鑑定士が多く在籍しています。
使わなくなった宝飾品なども是非一度拝見させてください。
皆様のご利用を心よりお待ちしております。