ラフテルスタッフが お送りする買取役立ちブログ

宝石で人気なルビーの価値は今後も続く? 価値がどのようにして決まるのかご紹介します!

こんにちは。

ラフテル鑑定士の久保田です。

今回は、ルビーのリングをお買取させていただいたのでご紹介させていただきます。

ルビー リング 人気 状態


こちらのお品物は4.03ctのルビーに脇石1.68ctをあしらったとても高級感、そしてインパクトのあるリングです。




価値のあるルビーとは一体どのようなものなのか?

私がまず第一に見るのは「色味」です。

どんな色石でもそうですが、大きさも大切ですが、それが全てではありません。

まず、色味に関してはルビーはピンク味が強くなるほどお安くなります。

言葉では難しいのですが、桃色ピンクよりも濃いショッキングピンクの方が購入時においても売却時においても高価なのです。

次に、透明度を見ていきます。

透き通るような綺麗な石なのか?それとも濁っていて透明度が無いものなのか?

勿論、透明度のある個体の方が高価です。

さらに、周りを囲む脇石も査定においてとても重要です。

メインストーンが高価で良い石を使用しているのならば、この脇石たちもそれ相応のグレードの石を使います。

そして、メインストーンを引き立たせ、より高級感やインパクトを持たせるのです。

脇石が多く、クオリティも高い石を使用していれば、メインストーンも高価なものであるというヒントに繋がります。

そして、最も重要なのが「加熱処理」なのか「非加熱」なのか?

簡単に説明すると、熱を加えて色味を変えているのか、天然モノなのか?です。

ルビーやサファイヤなどの多くの色石に施されている技法です。

現在市場に出回っているコランダム(ルビーやサファイヤ)のおよそ95%が加熱処理を施されていると言われています。

勿論、非加熱で天然色のモノの方が価値は高くなります。

その見極めはかなり難しく、色石は特に鑑別書の存在がとても重要になってきます。


今後もこのルビーの人気は続くのか?

昨今、このような宝石をお持ち込みいただくお客様は、「デザインが古いから娘や孫や姪っ子に欲しいか聞いても要らないって言う」と、口を揃えたように言います。

確かに現在の若年層が、宝石を身に着け出歩いている姿はあまり見かけないような気がし

ます。

現在のトレンドは華奢なモノを身に着け、さりげなくコーディネートに溶け込む程度のインパクトが少ないモノの方が人気の傾向にありますね。

その中でも、あえて小粒のルビーやサファイヤをあしらったモノも人気があるようです。

今は「大粒よりも小粒」であるだけで、宝石自体の人気が下がったわけでは無いのかもしれません。

また、リングで大粒のモノも身に着けるのに抵抗があるならばリフォームをしてネックレスに生まれ変わらせるなども大いにアリだと思います。

それでは状態を見ていきましょう。

購入は30年以上前との事。

ルビーなどは過剰な負荷や、このような大きな石の場合、日常使いなどでぶつけてしまい、欠けや脇石などが外れてしまっている事が多くあります。

しかし、こちらのお品物は購入以来殆ど使用することもなく、長年しまってあったそうです。

その為、傷も殆どなく、とても綺麗です。

しかし素敵な色味です。

ルビー リング 人気 状態 カラー


今回は、こちらのお品物に「¥330,000」の買取査定額をお付けさせていただきました。

新品購入金額からはほど遠いものの、色味、大きさ、透明度、その全てがかなり高評価でした。

ここまでのルビーにはなかなか出会うことは出来ません。




まとめ

今回は、ルビーリングのお買取、ご紹介をさせていただきました。

お持ち込みのお客様自身、昔から宝石が好きでよく購入されていたそうです。

しかし最近では身に着けることも少なく、娘さんや姪っ子さんやお孫さんに欲しいか聞いてみても、要らないと言われてしまったそうです。

昨今の若い方達は確かに宝石を身に着けることは少なくなっているのかもしれません。

今回も置いといても仕方ないのでと、査定は諦め半分な様子でした。

宝石は安くなってしまうということを十分に知っていた方だったからです。

しかし「¥330,000」の査定額を出した時、「安くはなっているが予想外に高い」とお喜びいただく事が出来ました。

宝石は、同じ石、同じ大きさでも様々なモノが存在します。

例えば、今回と同様に4.03ctのルビー色の濃い薄いでお値段は天と地の差です。

押し入れにしまいっぱなしのお宝なんでもお持ち込みください。

使用しない、あげる人もいないなど、持っているだけでは物はダメになってしまいます。

是非、弊社ラフテルにお持ち込みいただき、お客様にとってもそのお品物にとっても良いお買取をさせていただきます。

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