名前:Y様
年齢:40代
所在地:横須賀市
買取した商品:日本刀 脇差 奥州 拵えセット
買取した品物のご紹介
【日本刀 脇差 奥州(以下銘切) 46.7㎝ 444g 拵え、小柄セット】
今回はこちらのお品物を査定させていただきました。
Y様ご本人様が所持ではなく、旧家の取り壊しで片付けていたら出てきたとの事です。
昔飾っていたような記憶もあるが、ここ数十年は見ていなかった。
現在の住まいでは飾るところが無いため扱いに困っていたそうです。
状態
では状態の前に、内容の確認です。
刀身は46.7㎝、重さが444gの脇差で銘は途中で切れておりますが奥州となっております。
拵えと白鞘のセットで小柄も付いており、竹光を入れ刀掛けにて昔は飾っていたそうです。
銘に関しては「奥州」と刻んでありますが、それ以降は切れてしまっているため判別が出来ません。
また、刃こぼれがある事とお手入れをずっとしていなかったという事で錆が少し浮いてしまっております。
査定額
Y様曰く、旧家から出てきてどうかな?と言う所はあるが、武器という事もあり扱いに困っている。
出来ればそちらで引き取って欲しいという事でしたが、脇差で状態があまり良くないとはいえ銘が打ってある品物ですので¥45,000-を提示させていただきました。
提示額にかなり驚かれており、「ほんとに良いんですか?」と逆に聞かれてしまいました。
査定ポイント紹介
では査定のポイントを説明させていただきます。
前提の条件になってしまいますが、「登録証」が無い日本刀などの武器は法律で所持を禁止されております。
今現在、弊社で登録代行は行っておりませんので登録をしていただいてからの査定、買取となります。
日本刀の査定ポイントは「銘」「状態」「長さ」となります。
「銘」に関しましてはそのままです。
無銘よりも銘入りの方が高くなり、極端にいえば無銘の刃文が素晴らしいものより状態のあまり良くない銘入りの方が高くなります。
「状態」に関してもそのままです。
今現在、観賞用としての需要がある品物ですのでキレイな物は引き手あまたです。
ただ、錆が浮いているからと言ってご自身で研磨することはお勧めできません。
油をさすなどお手入れをご自身で出来ない場合はそのままお持ちいただくことをお勧めします。
最後に「長さ」です。
観賞用として需要があるとお伝えしましたが、実は様々な需要があり2尺3寸以上は居合刀としての需要があるため高くなります。
もちろん観賞用としても脇差よりも刀、太刀の方が見栄えが良いため高価になりますし、刀と脇差で同じ銘のセットとなるともっとお値段は上がります。
また別の需要としては錆びがひどい物でも、研ぎ師の練習用としての需要があったりしますので、錆びているから価値がないというわけでもありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は銘が切れているお品物ではありましたが、それでもしっかりとお値段を付けることが出来ます。
蔵に眠っていた品が思いがけず高価なお宝になる可能性も大いにあります。
ゲームやマンガで昨今は刀のブームがおきているため高価買取となっております。
刀剣の持ち運びは登録証があっても禁止されているため、ご自宅に伺っての査定となります。
くわしいお問い合わせは弊社HPからお問い合わせいただければ、お近くのスタッフが査定に伺いますので何なりとご相談ください。