名前:F様
年齢:50代
所在地:宇都宮市
買取した商品:Pt900 サファイア 16.9g 1.09ct 0.23ct
買取した品物のご紹介
こんにちは、ラフテル鑑定士の髙谷です。
今回ご依頼いただきましたお品はサファイアのリングです。
中央にハートシェイプにカットされたサファイアをしつらえ周囲をメレダイヤが彩るかわいらしくも存在感のあるプラチナのリングです。
こちらのお品はお客様のお母さまから若い人のほうが似合うからと数十年前にお譲りいただいたお品物だそうです。
以前はお出かけの際やパーティーの場などでご使用されていらっしゃったそうなのですが、現在はそのような機会もめっきり減ってしまいここ数年間はしまいっぱなしにされていたようです。
おうちのご整理をされていた際に、こちらのリングもこのままではもったいないからということで周囲の方に欲しい方がいないか聞いてみたそうなのですがなかなか見つからず、ご売却することにしたそうです。
いくつかの買取店を回られたそうですが、サファイアにはほとんどお値段をつけてもらえず、あきらめかけていらっしゃたところにこの度弊社のことをお知りになりご相談に来てくださいました。
状態
サファイアやダイヤの表面からの状態を拝見いたしました。
上部の写真をご覧頂けると分かる通り、石の表面自体に大きな傷や欠け、汚れ等は見当たりません。
もちろんメレダイヤの一部が外れているということもありませんでした。
裏側からも拝見させていただきました。
裏側から見るとカラット数の刻印が見て取れますね。
また宝石をより美しく見せるために開けられた光穴もハート型にくりぬかれておりつけてしまうと見えなくなってしまう部分にもこだわって仕立てられた上質なジュエリーであることが分かりますね。
査定額
今回の査定額は77,000円を出させていただきました。
サファイアにはほぼお値段がつかないものとあきらめていらっしゃたF様は思いがけない高額査定に大変ご満足していらっしゃた用で、こちらも大変うれしくなりました。
査定ポイント紹介
それではサファイアのリングの査定ポイントについてご紹介させていただきますが、その前にサファイアという宝石に関して簡単にご説明いたします。
サファイアとはダイヤモンド、ルビーエメラルドと並び世界四大貴石と呼ばれる宝石です。
コランダムと呼ばれる鉱物で、赤色のコランダムをルビー、それ以外をサファイアと呼びます。
つまりルビーとサファイアって実は兄弟のような関係なんですね。
主にカシミール、スリランカ、ミャンマーなどで産出いたします。
そんなサファイアの査定をするうえでまずポイントとなるのが石の大きさ、カラット数です。
宝石とは自然界のさまざまな特殊な条件下で生成するものですので大きいものになるほどその数は少なくなります。
希少価値がそのまま値段にも影響してまいりますので、原則的には宝石は大きいものほど価値が上がります。
次に重要になってまいりますのがカラー、つまり色味や色の濃さです。
ブルーサファイアにとってよい色味とされるのが矢草色(コーンフラワーブルー)と称される澄んだ青色です。
灰色がかってくすんでいたり緑がかっていたりするとその分評価は下がります。
また色の濃さも薄いよりは濃いほど評価は高くなりますが、濃すぎて黒ずんでしまってもいけないのが難しいところです。
三つめは透明度です。
単純に宝石の中に存在する不純物が少なく透明度が高いものほど美しく価値は高くなります。
同様に表面に傷やかけがあれば大幅に査定額は下がる可能性がございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はサファイアのリングについてご紹介させていただきました。
おうちで使っていないアクセサリーなどございましたら是非一度弊社ラフテルまでご相談ください。