<バーバリーの歴史と価値>
バーバリーと言えばロングコートとチェック柄が思いつく人は多いと思いますが日本ではどちらかと言うとカジュアルなイメージの強いブランドだと思います。
しかし本国でのバーバリーは皆さんが良くご存じのトレンチコートこのトレンチとは塹壕と言う意味であり第一次世界大戦での戦闘時に銃撃や砲撃から身を守る為に掘った穴で襟を立てて爆風で飛んで来る物から身を守る為に作られたいわば戦闘服です。
大戦時には50万着以上も着用されその後に丈夫さや機能性から一般的に使用がされ今に至ると言う訳です。
さてバーバリーのもう一つの特徴とも言えるのがチェック柄ですが最も馴染みもあり個人的にも好きなノバチェックも併せて10種類近いチェックが使われています。
今回お持ち頂いた時計のダイアルにもバーバリーらしいチェック柄がモチーフになっているのですが時計の場合はパッと見では分からないデザインになっています。
この様に引きだと分からないですが文字盤にを大きくしてみると
この様にチェック柄が確認できます。
同じタイプのクロノグラフのダイアルでも白いタイプの文字盤はまた違ったチェックのデザインになっています。
では次に時計としての価値についてですがこれはどのメーカーに共通して言えることですがアパレルブランドの高級時計は時計のを専門に作ってるメーカーの物よりやはり値段が落ちやすいと言えます。
バーバリー自体が一昔前までは日本の様々な企業とライセンス契約を結び様々な日本人向けのバーバリー製品が売り出されていましたが現在はライセンス契約期間が終了してバーバリーが直接製造している物だけが日本で販売されています。
因みに時計も現在では製造されていない為やはり価値としては下って行く傾向と言えます。
<ブランド力と価格>
さて現在ではインポートだけの販売となってしまった為日本でも少しブランドとしては弱くなってしまったバーバリーですが人気のあったその当時はルイ・ヴィトンと肩を並べる人気度を誇っており日本では外資系ブランドの売り上げ2位にまでなったブランドです。
ただ正直時計としての制度で見るとやはりファッションウォッチの要素が強いと言える為今回の査定価格は15,000円となりました。
ファッションブランドの時計としては年代的な物も考えると決して安くは無いのですがバーバリー全盛期で考えると落ちていると言う事も否めません。
その他にも査定の要素として大きいのはクオーツ式の時計であると言う事やそれなりに使い込まれた状態で傷などもあり一般的な中古品であったと言う事も含め付属品や箱なども無い状態だったと言う事も価格に反映されています。
<ブランド品を売るタイミング傾向>
最後に今回紹介したバーバリーですが三陽商会と言う会社が1970年からバーバリーとライセンス契約をして約40年間日本人のスタイルに合わせたアパレル製品を製造してきましたがその製品には今でも沢山のファンがいて製造終了から10数年たった今でもそれなりの価格で市場に出回っています。
有名人の中にもファンが多くローマの休日で世界を魅了したヘップバーンやケネディ大統領の奥様や日本では安室奈美恵さんも愛用していました。
因みにルパン三世に出てくる皆様ご存じの銭形警部が愛用しているのもバーバリーのトレンチコートです。
さて少し前置きとしては長くなったしまいましたが以前よりは国民的人気は下がってもバーバリーは今でも人気のブランドです。
時計だけでなくアパレル商品も含めもしご自宅で眠らせたままにしている商品がありましたらそのままにしておくのは大変勿体ないです。
現在の傾向はファッションアイテムを含め使わないものはなるべく早くが鉄則です。
置いておけば大事に保管しても少なからず劣化は進みますしその分価値は下る物が殆どです。
もし眠っているアイテムがありましたら是非一度当社までご相談ください。
専任のスタッフが1点1点丁寧に査定させて頂きます。