名前:Y様
年齢:70代
所在地:盛岡市
買取した商品:Pt900 ルビー 6.2g 1.06 0.47
買取した品物のご紹介
こんにちは、ラフテル鑑定士の辻谷です。
今回お買取りいたしました品物はルビーのプラチナリングです。
プラチナの素材でできた台座に乗せられたルビーがより色を際立ててますね。
リングにはゴールドで出来た台座もございますが、やはりプラチナで飾られたものの方が色の見え方が綺麗に見えるので、態々ゴールドからプラチナへ作り直す人も多いようです。
ルビーというと7月の誕生石として知られており、名前の由来は見た目の通り「赤」をラテン語でルベルと呼ばれていたことがその名の由来です。
宝石言葉としては「熱情」「仁愛」「威厳」と力強い言葉が込められており、パワーストーンでは勝利の石と呼ばれていて古代ローマから「軍神マルスが宿る」と信じられてきました。
実は現在ダイヤモンドよりも希少性が高く、ダイヤモンドは次々と鉱床が発見されていますが、ルビーは世界の僅かな鉱山でしか採掘できないのです。
もちろん双方グレードにより価値はかなり変動しますが、ルビーは負けず劣らずダイヤモンドにも引けを取らないほど希少な石です。
因みにダイヤモンドの次に硬い石はルビーで、ダイヤモンド同様割れや破損ほとんど生じない丈夫な石の一つでもございます。
状態
それでは状態を見ていきましょう。
ルビーの色は赤が濃く、透明度の高いものが良いとされています。
一般的にはピジョンブラッド、直訳をすると鳩の血と呼ばれていてその名の通り鳩の血のように鮮やかで深く濃い透明感のあるものが最上級のルビーと謳われています。
ただピジョンブラッドと呼ばれるルビーはミャンマーの鉱山でしか採掘できず、その中でも全体の5%とかなり希少なものとなっています。
今回お持ち込んでくださいましたルビーは少し黒味を帯びており、ビーフブラッドと呼ばれているタイ産のものではないかと思われます。
こちらも希少なルビーの品種の一つで、全体の産出量も少ない為人気があるルビーです。
次に裏面からも見てみましょう。
色も濃く、反対が確認できる程度には透明感があり良いものだと見受けられます。
査定額
今回の査定額はこちらになりました。
¥93,500
それでは査定ポイント紹介をしていきたいと思います。
査定ポイント紹介
査定ポイントの一つ目は大きさです。
1.06ctと決して大きいとは言えませんが、ルビーやサファイヤなどはこの位の大きさで有ればお値段が付いてくることが多くございます。
次にカラーです。
特にこの色の部分が重要で、それなりの大きさがあったとしてもお値段が付いて来ない事もございます。
今回お持ち込んでくださいましたルビーは赤が確り残っていて、尚且つ透明感も持ち合わせているものでございましたのでグレードの高いルビーと判断させていただきました。
最後にカットです。
こちらは人の手によって左右されるグレードの一つで、カットが悪いとせっかくの上質なルビーでも本来の輝きや価値が付与されなくなってしまうという重要な部分です。
こちらのルビーはオーバルカットと呼ばれる卵型のカット方法で美しさと重量の保持についてのバランスが一番取れるもののため一番よく使われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はルビーのリングについてご紹介させていただきました。
今では殆ど石にはお値段が付けられないと聞く指輪でも、この様に素材に使われている地金以上のお値段が付いてくることもございます。
使わなくなってしまった、入らなくなってしまった様なアクセサリーなどございましたら弊社にご相談ください。
弊社一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。