名前:S様
年齢:50代
所在地:水上町
買取した商品:ヴィトン モノグラム マルチカラー アルマ ハンドバッグ ブロン ホワイト M92647 ABランク
買取した品物のご紹介
こんにちは、ラフテル鑑定士の辻谷です。
今回お買取りさせていただきましたお品物はLOUIS VUITTONのモノグラムマルチカラーのハンドバッグです。
LOUIS VUITTONは元々スーツケース職人のルイ・ヴィトンが創始したファッションブランドでしたが、ブランドの評価がされるようになったのはルイ・ヴィトンが亡くなった後と言われています。
今回ご紹介するマルチカラーのハンドバッグはLOUIS VUITTONのデザイナー「マーク・ジェイコブ」と、日本のポップデザイナーとして有名な「村上隆」によるコラボレーションとして誕生したコレクションで、それまでブラウン調のシックで落ち着いたカラーをメインに展開していたLOUIS VUITTONのイメージを覆す革新的、斬新的とも言えるデザインで注目を集めました。
このマルチカラーはその名の通り「多様、多彩」という意味を持ち、この色彩を表現するために33色もの色が使われているそうです。
今回お持ち込んでくださいましたお客様もこの彩りに惹かれご購入して1度2度ほど使用しましたが、綺麗な明るい生地を汚すのに抵抗があり使うにしても持っていく機会もあまり無く眠らせていたようです。
少し名残惜しいけどいつまでも眠らせていても劣化していく一方で致し方ないとの事で今回お持ち込んでくださいました。
状態
それでは状態を見ていきましょう。
先ずは持ち手の部分からです。
あまり使用していなかったのでこちらの部分に劣化などは見当たりません。
特に金具の部分等は変色が目立つものですがとても綺麗に見えます。
次に底の部分を見ていきます。
こちらの方は少しシミが見えます。
全体的に明るいカラーでマルチカラー以外の生地も明るいブラウン色を使用しているため少しでも影響を受けると変色が目立ってしまいます。
日本は特に湿気が多い地域なのでこの様になってしまう事が多いです。
次に中の部分です。
汚れなども見当たらず、かなり綺麗な状態に見えます。
シリアルナンバーも確認できました。
シリアルナンバーからは2004年の製造と読めます。
マルチカラーは2003年に発表されたコレクションなので発売開始してからまだ間もない時期にご購入されたものだと思われます。
査定額
今回の査定額はこちらになりました。
¥60,000
LOUIS VUITTONにも色々なモデルが存在していて、その物によって基本的なお値段はかなり変わっていきますが、15年以上昔の物でここまでの査定が出るものは中々珍しいです。
お客様もご納得のお値段が付いて大変満足されていました。
査定ポイント紹介
それでは査定ポイントをご紹介していきます。
先ずは全体の状態です。
今回は目立った擦り傷や汚れ、使用感が少なく中古品としてもかなり綺麗な状態でした。
一部変色が見られる箇所もございますが、メインであるマルチカラーの生地に変色などが見られなかった点はとてもポイントが高いです。
お客様自身も使用はしなかったものの、時々様子を見る為に取り出したりしていたみたいです。
革製品は接触して長時間放置してしまうと革同士がくっ付いてしまいます。
細かな手入れとまでは言えませんが、この様な何気ないちょっとした確認等が製品の劣化を防ぐ要因の一つとなります。
次にモデルの需要と供給についてです。
マルチカラーは今でも人気があり需要も高いモデルですが、現在では廃盤となっており公式で手に入れる事が出来ないので中古市場での人気が高まっている事です。
今回お持ち込みいただいたお品物は目立ったダメージや使用感が見当たらず、中古品の中でも美品に相当致しますのでここまでのお値段を付ける事が出来ました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はLOUIS VUITTONのマルチカラーのハンドバッグについてご紹介させていただきました。
実はLOUIS VUITTON等の革素材の製品は使わないで寝かせておくと劣化が早くなり、お値段が低くなってしまう商品なのです。
ご自宅で眠っているブランドバッグなどの革製品がございましたら、時々で良いですので様子を見てあげてください。
そしてもし劣化していたとしても廃棄せずに是非一度弊社にご相談ください。
千切れていたり、ベタ付きやカビが生えていたとしてもお値段が付く事が多々ございます。
皆様のご来店を弊社一同心よりお待ちしております。