名前:O様
年齢:70代
所在地:仙台市
買取した商品:Pt900 サファイア 17.7g 8.6ct 1.12ct
買取した品物のご紹介
こんにちは、ラフテル鑑定士の辻谷です。
今回お買取りさせていただきました商品はこちらのサファイアのリングです。
パッと見だけでもかなり存在感の強いサファイアリングです。
ここまでのお品物は中々お目にかかれません。
サファイアは世界四大宝石の1つとして名高く、語源としてのラテン語では青を意味するサッピールス、日本名では蒼玉と呼ばれる青色の宝石です。
9月の誕生石として知られ、宝石言葉としては「誠実」「慈愛」「徳望」といった意味合いがあり、古代から聖職者や賢者に相応しい石と考えられてきました。
ただ名前の由来から青としての概念が強いサファイアですが、実は青色だけではなくイエロー、グリーン、ピンク、バイオレットと幾多もの色のサファイアが存在します。
そして意外と知られていない事実としてはサファイアとは情熱的で真っ赤な真逆の色合いを持つルビーですが、サファイアとルビーはコランダムと呼ばれる鉱物で同じ物という事です。
またこのコランダムという鉱物はダイヤモンドに次いで2番目に硬い鉱物です。
お客様自身もずっと昔に祖母から頂いたものの様で、大事に閉まっていたそうです。
指輪を付けて出かける機会も無くなり、お譲りする相手もいないとの事で今回お持ち込んでくださいました。
状態
それでは状態を見ていきましょう。
先ず正面の画像です。
色石は色味が濃すぎても薄すぎてもいけません。
その点こちらのサファイアは青と紺としてのバランスが取れていて、色味としては理想的だと思われます。
表面に傷などもなく非常に綺麗な状態です。
次に横からの画像です。
横から見ると透明度もしっかり持ち合わせているように見えます。
ここまで大きなサファイアでインクルージョン(内包物)も少ない事は稀です。
裏面の台座部分も多少の傷は見られるものの非常に綺麗な状態です。
査定額
今回の査定額はこちらになりました。
¥495,000
サファイアは宝石の中でもお値段が付きやすい色石ではございますが、ここまでのお値段が付くことは中々ございません。
お持ち込みいただいたお客様も「こんなに付けて大丈夫なのか」と大変驚かれていました。
次に査定ポイントについてご説明いたします。
査定ポイント紹介
それではサファイアリングについての査定ポイントをご紹介していきます。
先ず最初に説明した通りサファイアはダイヤ、ルビー、エメラルドと並ぶ世界四大宝石の1つに含まれます。
世界四大宝石はその珍しさや美しさから世界的に見ても価値の高い宝石でございますので必然的お値段は付与されてきます。
ただ世界四大宝石でも小さすぎたり、色の濃度が悪かったり、内包物が多く透明度が低かったりすると中々お値段を付ける事が難しくなっていきます。
しかし今回のサファイアリングはそれらの基準を大いに上回る規格外のものでございました。
色の濃淡も良く、反対側が確認できる程の透明度をお持ち合わせおり、この二つの条件が揃っているだけでもお値段が付いてくるのに対し、更に色石自体がとても大きいというぐうの音も出ないほどです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はサファイアのリングについてご紹介させていただきました。
ここまで大粒で綺麗なサファイアは中々お目にかかる事がございませんので私自身も大変良い勉強になりました。
弊社では宝飾品やアクセサリーだけではなく、ブランド物のバッグやフィルムカメラ、はがきや切手、テレホンカードと幅広くお買取りしています。
付属品を無くしてしまったり破損されていてもお買取りは可能でございます。
使わなくなってしまったもの、押し入れに眠っているものがございましたら是非お持ち込み下さい。
皆様のご来店を弊社一同心よりお待ちしております。