名前:O様
年齢:60代
所在地:札幌市
買取した商品:Pt900 サファイア 8.9g 2.75ct 1.70ct
買取した商品のご紹介
こんにちは。
ラフテル鑑定士の髙谷です。
今回買取させていただいたお品物をご紹介いたします。
Pt900を使用したサファイアのリングです。
サファイアはダイヤモンド、ルビー、エメラルドと並ぶ世界四大貴石の一つに数えられる宝石で、ラテン語の「青」を名前の由来とする通り、美しい青色で知られています。
九月の誕生石でもあり、パワーストーンとしても人気のある宝石です。
青色の宝石として知られると上記しましたが、実はサファイアにはさまざまな色のものが存在します。
というのも、コランダムと呼ばれる鉱物のうち、赤色のものをルビーと呼び、その他の色のものをサファイアと呼ぶからです。
ルビーとサファイアは兄弟のような関係性なんですね。
イエロー、グリーン、ピンクなどの青色以外のサファイアはカラーサファイアやファンシーサファイアと呼ばれます。
主な産出地はカシミール、スリランカ、ミャンマーです。
こちらのリングはお客様自身が20、30年ほど前にご購入されたようですが、コロナの影響で外出する機会もめっきりと減ってしまい、またおうち時間が増えたことで身の回りを整理をされていたこともあって、この先何回つけることがあるかわからないと考えられたそうです。
娘さんにあげるといっても断られたため手元に置いて宝の持ち腐れにするよりはと今回弊社ラフテルへお持ち込みになりました。
状態
それでは今回買取したリングの状態をご紹介していきたいと思います。
総重量8.9g、親石のサファイアが2.75ct、周りを彩るメレダイヤが1.70ctとなります。
2ct超えの宝石はなかなか珍しく、また周りのメレダイヤも1ctを超えていますので見るからにゴージャスです。
次に別角度からの画像となります。
傷やかけなどはほぼ見られません。
またやや濃すぎはしますが深い青色をしています。
査定額
今回の査定額は176,000円となりました。
査定ポイント紹介
それでは今回買取いたしましたサファイアのリングの査定ポイントをご紹介いたします。
サファイアにはダイヤでいうところの4Cのようにキチンと定められた評価基準はありませんが、同じように大きさや色味、テリ(輝き)などを見て査定していきます。
まずは大きさです。
ダイヤなど他の宝石と同じように、ジュエリーとして作ることができるほどのクオリティの石はなかなか存在しません。
そのため大きければ大きいほど希少であり、例えばひとつで1ctの宝石を使用したリングと、5つの宝石が集まって1ctのリングでは同じ1ctでも値段に大きな差が生まれます。
今回のサファイアは1粒で2.75ctと大きかったので価格も相応に高くつきました。
次に色味です。
サファイアなど色石と呼ばれる宝石は一般的には色が濃ければ濃いほど価値は高くなります。
しかしながらあまりにも濃すぎて黒っぽくなってしまうとまた価値は低くなってしまいます。
三つ目にテリ(輝き)です。
やはり同じ宝石でもキラキラしているほうがきれいに見えるのは当然ですよね。
宝石の中にあるインクルージョン(内包物)が少なく、またカットが美しいときれいなテリが出ます。
余談ですが、ほとんどのサファイアは色を濃く、透明度を高めるために加熱処理をします。
これはいわば宝石のお化粧のようなものでやってはいけないことではありませんが、まれにこの処理をしなくても美しいサファイアが存在します。
つまりすっぴんでも美しい宝石ですね。
この非加熱処理のサファイアはかなり希少で市場に出回る1/100ほどしかないとも言われております。
その分高価なものになりますがこだわりのある方は探してみてはいかがでしょうか。
サファイアの査定ポイントは他にも地金や周りのダイヤモンドの値段、デザインの美しさ、産地やブランドなど様々にございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
サファイアなどの色石を査定するなら経験豊富なスタッフが在籍するラフテルへ一度ご相談くださいませ。
多くの皆様のご来店を心よりお待ちしております。