名前:W様
年齢:70代
所在地:千代田区
買取した商品:Pt900 トルマリン 7.9g 8.64ct 0.52ct
買取した商品のご紹介
今回お持ち頂きましたリングはPt900のトルマリンのリングになります。
お若い頃宝石商のご紹介により入手された物で、長年大切に使用されて来たそうです。
ご自身が着けなくなってしまったのとご家族に引き継げる方がいらっしゃらない為、手放す事を決意し弊社にご依頼頂きました。
状態
W様によると長年使ってきたので状態がもしかしたら良くないかもしれないとおっしゃっていましたが、拝見したところ石や地金部分に目立つ傷や欠け変色等はありませんでした。
大きなサイズの宝石が留まっている場合、ぶつける確率がどうしても高くなってしまいます。
その際に真っ先に傷や欠けに繋がりやすいのは、宝石の門の部分や端の部分になります。
トルマリンはモース硬度(宝石の硬さを示す数値)7と比較的固い宝石に分類されますが、内包物やクラックの関係もありますので絶対的な数値とは言えません。
ですのでどの宝石でも必ず注意深く見る必要があります。
査定額
¥77.000-
地金がPt900だった事や鑑別書や箱、昨今では宝石には価値がないといった前情報からとても不安だったそうです。
しかしセンターに留められているトルマリンが8.64ctであった事等を評価させて頂き、お値段をお出ししたところご納得し弊社にご売却頂きました。
査定ポイント紹介
色石において重要なのが宝石の種類、大きさ、色、輝き等があります。
今回W様がお持ち下さいました宝石はトルマリンという種類の宝石になります。
トルマリンは石に含まれる成分によって様々な色石になり、物によっては名前が変わります。
例えば有名なトルマリンでいうと、パライバトルマリンです。
パライバトルマリンはパライバ地方で産出される美しいターコイズブルーの色味をした宝石です。
昨今では人気が高まり、高額な金額で売買されている宝石です。
青、緑色の銅や鉄がを含むことであの綺麗なネオンブルーになります。
今回のトルマリンははレッドトルマリン(ルベライト)に分類される色味をしています。
ピンクトルマリンの中でも色の濃い物をレッドトルマリン(ルベライト)という分類分けをします。
大きさは8.64ctと大ぶりで内包物も少ないというのが見て取れます。
またカットも光を取り込みやすく、宝石の輝きを存分に発揮させるカットとなっている事からこの方で木の品質の良さが伺えます。
このようなカットやオーバルカット等はある程度品質が良い石ではないと施しません。
大ぶりな宝石であればあるほど中の内包物や、傷が目立つカットだからです。
傷や内包物が多い宝石の場合は傷や内包物を避けて小さくカットするか、カボションカットというドーム状のカットにしてしまう事が多いです。
従って十分な大きさがありオーバルカット等を施している場合は、比較的品質のいい宝石が使われていると言えることになります。
さらにこのセンターの宝石が貴石と呼ばれる宝石だったり、周りのダイヤモンドが1.00ct以上使われている場合も品質がいい宝石が使われている場合が多く査定額も大幅にアップする可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
使われている宝石によって大幅に査定金額が変わります。
希少価値が高い宝石を使用し、品質、カラー共に良い物ですと中古市場でも人気が高いので高額査定につながります。
是非皆様のお持ちの宝石も確認してみて下さい。