名前:B様
年齢:80代
所在地:三沢市
買取した商品:Pt900 エメラルドリング 14.6g 1.11ct
買取した品物のご紹介
今回B様にお持ち込みいただいた品物は、Pt900 エメラルドリング 14.6g 1.11ctです。
B様ご自身が50年ほど前に購入したもので、20年以上使っていない状態でタンスの肥やしとなっていたもので、今後も使わない気がするとのことで今回お持ち込みいただきました。
状態
まずは状態を見ていきましょう。
こちらは横側から見た写真です。
20年間使っていないとのことでしたが、保存方法がとても丁寧だったのか、プラチナ部分の傷汚れもほとんどございません。
50年前に購入したものがこのように綺麗な状態で残っているのは素晴らしいですね。
聞いてみると、ちょっと汚れがあったから数年前に使ってないけど新品仕上げをかけたそうです。
こちらは裏側の写真です。
裏側もとても綺麗な状態です。
刻印もしっかりくっきりと映っています。
査定額
査定額88,000円
査定ポイント紹介
それでは査定のポイントをいくつかご紹介していこうと思います。
まずはエメラルド部分です。
宝石はどんなものでも基本的には色が濃いものが希少価値が高いものといえます。
こちらのエメラルドは色味が薄く希少価値が高いものではないので、プラスの評価にはなりませんでした。
次にエメラルドのサイズです。
こちらは刻印にもあるように1.11ctとなっております。
この程度の大きさの宝石はいくらでも存在するので、こちらも希少価値としてプラス評価をすることは難しいものです。
エメラルド部分で良かった点は、外面の傷や欠けがなかったことです。
エメラルドは大体のものがエンハンスメントと呼ばれる宝石の化粧処理を行っております。
代表的な処理として含侵処理と呼ばれるものがございます。
これはエメラルドをオイルに浸して中の傷や汚れを目立たなくさせる処理です。
この処理は宝石業界でも正式に認められている処理で、処理をしていないものは10万個に1個程度といわれるほどほとんどのエメラルドが処理されているものとなります。
このような処理をされているものは水に濡れたりするとオイルが取れてしまい、傷や汚れが目立ってしまうという特徴があります。
宝石の中でも繊細なので、長年たってもこの状態が保たれているという点でプラス評価となります。
プラス評価となった部分は新品仕上げされているところです。
お買取りさせていただいた後、このような宝飾品は私たちのほうで新品仕上げをします。
ですが今回のこのリングは仕上げをする必要がないので、その分のプラス評価として査定額に反映させていただきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
50年前のものでも値段が付くものが多くございます。
物によっては金の高騰などもあり、今が一番値段が高い時期というお品物もあるかと思います。
使わずにしまいっぱなしにしておくより、一度ご相談いただければ思わぬお値段のものがあるかもしれません。
ご不明点やご質問等いつでもお待ちしております。