名前:A様
年齢:70代
所在地:富山市
買取した商品:赤珊瑚 帯留め 重量約54.1g 珊瑚 K14wg
買取した商品のご紹介
今回ご依頼頂きましたアイテムは赤珊瑚の帯留めです。
赤珊瑚を贅沢に使い、帯を通すループ部分はK14wgを使用し作成されています。
A様によりますと昔から世代を超えて、受け継がれてきたものだそうです。
しかし昨今では珊瑚の価値が下がっているとTVにて知り、価値があるうちに手放す事を決意されたそうです。
最近では着物を着る機会も減りほとんど使用せずに保管されていた物だそうで、結婚式やお祝い事の席でのみ着用され大事にされていた帯留めになります。
状態
サンゴの表面や状態を細かく拝見させて頂きました。
上部の写真をご覧頂けると分かる通り、珊瑚の表面自体に大きな傷や欠け、汚れ、変色等は見当たりません。
裏の地金部分も拝見させていただきました。
地金部分は若干変色が見られましたが、帯を通すループ部分や珊瑚を留めている爪等に欠けや破損はありませんでした。
査定額
¥500.000-
今回お持ち頂いた珊瑚の色味が良かったのと、珊瑚の申し分ない大きさを評価させて頂きこの査定額を出させて頂きました。
TVで珊瑚の価値が落ちている、また和装する人が減り帯留めの需要が無いとお考えだったA様はとても驚いておりました。
査定ポイント紹介
珊瑚の査定ポイントをご紹介致します。
まず査定の評価ポイントとなるのが珊瑚の色味と大きさになります。
今回お持ち頂きました珊瑚の色味を見てみます。
絵の具の赤に少し黒を入れたような色味をしているのが分かるかと思います。
珊瑚は色味が重要なのですが上記の写真の色味は、珊瑚の中でも希少価値が高いとされる色味に分類されます。
色味の種類は大まかに血赤珊瑚、赤珊瑚、桃珊瑚、白珊瑚の4種類となっており、赤黒い珊瑚が価値が高く中古市場でも人気です。
少しでもピンクがかってしまっていたり、オレンジのような色味になってしまうと一気に査定額が変わってきます。
今回の物は血赤珊瑚とまではいかない色味ですが、赤珊瑚の中でも色が濃く深みがある為査定額へと反映させて頂きました。
次に大きさを見ていきます。
縦約6㎝、横約7㎝-7.5㎝といったところでしょうか。
画像からも分かります通り、立派な大きさの珊瑚です。
珊瑚は深海で長い年月をかけてゆっくり成長します。
珊瑚の成長スピードは1年で約2-6㎜程度と言われており、この時点で大きな珊瑚の希少価値が高い理由がお分り頂けると思います。
リングやペンダントに使用されるような球体型に加工されている物よりも、帯留めのようなある程度大きさのある珊瑚の方が中古市場でも人気が高いです。
ある程度大きさがあれば再度加工して、違う物へと作り変える事が出来るので材料としても役割を果たすからです。
マイナス点を上げさせて頂くと帯留めの断面にある穴がマイナス点でした。
この穴は虫食いと呼ばれており、珊瑚が海底で枯れてしまう出来る物でこの穴があるとマイナスポイントとなってしまいます。
今回は断面部分に少量だったのでさほど大きなマイナスポイントにならず、色味と大きさを査定額に大いに反映しお買取りさせて頂きました。
まとめ
珊瑚において重要なのは色味です。
色味が違うと査定額の桁も変わるほどです。
皆様のご自宅に珊瑚製品や原木の置物等はありませんか。
是非色味と大きさを確認してみて下さい。
思わぬお値段になる場合がございます。
弊社では無料の鑑定も行っておりますので、詳しく知りたい方はご一報をお願い致します。