名前:Y様
年齢:50代
所在地:那須塩原市
買取した商品:Pt900 オパール 重量9.0g 4.60ct 0.77ct
買取した品物のご紹介
こんにちは。
ラフテル鑑定士の髙谷です。
今回ご依頼頂きましたアイテムはオパールのリングです。
オレンジがかった大粒のオパールと周りを彩るメレダイヤが美しく優雅なリングです。
リング部の素材はPt900が使用されております。
こちらは数十年前にY様がご友人と海外旅行に行かれた際に思い出として購入されたものだそうです。
数回身に着けただけで引き出しにしまったままでほとんど忘れかけていたそうなのですが、弊社のチラシを見たときに思い出し、ダイヤやエメラルドなどではなくともお値段がつくものなのかどうか半信半疑ながらお持ち込みいただきました。
状態
オパールのリングを表側から注意深く見ていきます。
上部の写真をご覧頂けると分かる通り、オパールの表面自体に大きな傷や欠け、汚れ、亀裂等は見当たりません。
裏側からも拝見させていただきました。
地金の細かな部分にはやや使用感が見られましたが裏側から見てもオパールには特に大きな傷や汚れなどはみられませんでした。
査定額
¥68,000
今回お持ちいただいたオパールは申し分のない大きさであったのと、色味や透明感など総合的に判断しこの査定額を出させて頂きました。
免税店で比較的安く購入したことから、ほとんど値段はつかないだろうとお考えだったようで、想像を上回る査定額にY様は大変驚かれておりました。
査定ポイント紹介
オパールのリングの査定ポイントをご紹介致します。
まず査定の評価ポイントとなるのがオパールのサイズになります。
宝石はたいていが原石として岩などの中に存在しています。
そこから削り出し宝石として磨く過程である程度の大きさを有する石は限られています。
また、大きい宝石のほうが小さなものより圧倒的なインパクト、存在感を放ちますので、多くの人を魅了いたします。
つまり稀少性とニーズの両面から宝石は基本的に大きいもののほうが勝ちがあるわけです。
次にオパールを査定するうえで特に重要なのが色味になります。
オパールの色味二は二つの重要なポイントがあり、遊色(遊色効果)と地色になります。
遊色効果とはオパールに特有にみられるもので見る角度や光の加減によって虹のようにゆらゆらと現れる色、または現象のことです。
この遊色効果が鮮やかにでているものが価値が高いとされます。
また何色が強く出ているかも大切で、産出量の少ない赤やオレンジが貴重とされ、緑や青ばかりだと価値は下がります。
地色に関しては遊色効果がはっきりと見えやすい黒いオパールがよいとされ、主にメキシコで産出される地色が赤やオレンジのオパールも人気があります。
三つ目に内包物の多さや傷、汚れになります。
内包物とは宝石の中に存在する不純物のようなもので、一般的には内包物が多いと宝石が曇ったり濁ったりすることで輝きが失われ宝石としての価値は落ちます。
傷や汚れに関してはご説明するまでもありませんが、当然なければないほうがいいです。
宝石の価値以外にもデザイン性やメレダイヤの価値、素材に使われている貴金属の価値なども加味し最終的な査定額をお出ししました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オパールは特に色味が重要な宝石です。
ちょっとした色の出方で査定額は大きく変わります。
もし手元にオパールのアクセサリーをお持ちでしたら、ぜひ今回ご説明したポイントを参考に確認してみてください。
Y様のように思わぬお値段がつくものかもしれません。
弊社では多くの皆様からのお問い合わせをお待ちしております。