名前:N様
年齢:50代
所在地:花巻市
買取した商品:pt900 アレキサンドライト 7.1g 0.547ct 0.52ct
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせていただきましたお品はこちらです。
プラチナのリングにアレキサンドライトが3粒で計0.547ct、その周りを計0.52ctのメレダイヤが彩った華やかながらかわいらしいデザインのとても素敵なリングですね。
鑑別書などはございませんでした。
こちらのお品はお客様が14、15年ほど前にいただいたもののようでしたがなかなかつける機会もなくしまったままになっていたそうです。
お年を重ねるごとにますます着用する機会も減ってきてこの先、タンスの肥やしとしてしまっておいてももったいないと思い今回弊社まで査定依頼をいただきました。
状態
それではリングの状態を見ていきましょう。
まずは宝石やその周りを見ていきます。
宝石に欠けや傷はないか、メレダイヤが外れていないか、宝石を抑えている爪部分が折れていないかなど注意深く見ていきます。
お客様ご自身であまり使用しなかったとおっしゃっていたように比較的きれいな状態で保管されていたように見受けられます。
リング部分もしっかりとみていきます。
スレなど多少の使用感はございますが大きな傷などは見られませんでした。
画像ではわからないですが、金種やカラット数の刻印がリング裏側にはございました。
査定額
今回の査定額は94,500円となりました。
他店で見てもらったときは宝石にはお値段はつけられず枠のプラチナの価格のみとのことだったので、しっかりと宝石にも値段をつけさせていただいたことに大変驚き喜ばれていただいたようでした。
査定ポイント紹介
それではアレキサンドライトのリングの査定ポイントについてご説明させていただきます。
お値段のポイントは大きく、宝石部分、枠の地金部分、付属品の有無です。
今回はアレキサンドライトという宝石の査定ポイントについてより詳しくご説明したいと思います。
アレキサンドライトとは1830年に当時のロシア帝国ウラル山脈にあったエメラルドの鉱山内から発見された比較的歴史の浅い宝石です。
クリソベリルという鉱石の一種でモース硬度はダイヤモンドやルビーに次ぐ8.5。
6月の誕生石としても知られています。
太陽光や蛍光灯の下では青みが買った深緑色、ろうそくの灯りや白熱灯の下では赤紫色になる変色特性を持った珍しい宝石で、そのため「昼のエメラルド、夜のルビー」などとも呼ばれています。
主な産出国はブラジル、スリランカ、ロシア、ミャンマー、インド、マダガスカル、タンザニアなどですが中でもロシア産のアレキサンドライトはクォリティが高く高値で取引されます。
ただし、ロシアの鉱山は枯渇してしまい今後もその希少価値はどんどんと高まるのではないかと言われています。
アレキサンドライトの価値を決めるポイントはいくつかございます。
まずは大きさです。
アレキサンドライトは大部分が1ct未満でこれ以上の大きさになるとその価値は非常に高まります。
ただし、石そのものの希少価値が高いために0.3ct程の小粒の石でもほかの宝石と比べると高値が付きやすい傾向がございます。
次にクラリティです。
アレキサンドライトはクリソベリルという鉱石の一種ですが、クリソベリルは内包物が多い特徴を持ちます。
そのため内包物の少なさがアレキサンドライトの価値を決めるにあたってポイントとなってまいります。
三つ目に変色性です。
アレキサンドライトをアレキサンドライトたらしめている特徴が高原によってその色を変える変色性という特徴でありますので、この色の変化がはっきりと大きく変化する物が何よりも重要になってまいります。
宝石部分に関してはこちらにメレダイヤのお値段もしっかりとお付けして査定額を算出してまいります。
ここに枠部分のプラチナのお値段をプラスし最終的なお値段をお出しします。
この際に鑑別書などの付属品をお持ちでしたらぜひともお持ちください。
付属品の有無も買い取り額に左右してまいります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアレキサンドライトのリングについてご紹介させていただきました。
宝飾品の査定は特に知識や経験が必要になってまいります。
弊社ラフテルではベテラン鑑定士が多数在籍し、多くの買い取り実績がありますので他店に負けない買い取り額できっとご満足いただけるものと思います。
お手元に眠ったままの宝飾品がございましたらぜひとも弊社ラフテルまで一度ご相談くださいませ。
それではスタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。