名前:T様
年齢:50代
所在地:秋田市
買取した商品:パール リング イヤリング Pt900 重量約6.9g 約4.0g D0.12ct 丸玉11.5㎜
買取した品物のご紹介
本日はパールのリングとイヤリングのセットをお持ち込み頂きました。
ご家族の物だったようですがご使用になられないとの事でした。
冠婚葬祭用の物は他にお持ちのようで、今後も使わなさそうな物からご処分されているようです。
パールはどうしても冠婚葬祭のイメージが強く、日本では日常生活では使用しにくいようです。
しかし昨今では国外でパールの需要が高まっており、人気の高いアイテムとなっております。
状態
状態を拝見していきます。
パールは宝石ではないので経年劣化を起こしやすいアイテムです。
特にホワイトカラーのパールは焼け、真珠層の剥がれ、変色等が目立つようになってしまいます。
今回のお品物はグレーカラーのパールですので焼けや変色は目立ちにくい物になります。
またあまり使用されていなかったようで表面に傷とかもなく、比較的に綺麗な状態である事がお写真からもご覧頂けます。
リングには0.12ctのダイヤも使用されており、ゴージャスなリングとなっております。
ダイヤの状態も拝見させて頂きましたが、欠けや傷、ヒビ等なく綺麗な状態でした。
査定額
¥50.000-
プラチナが値下がりしているのをご存知だったようで、査定額をお聞きになり驚かれておりました。
国内ではご売却下さる方が多いのに対し、世界的には需要が高くなっている旨をご説明し快くご売却頂きました。
査定ポイント紹介
パールの大まかな査定ポイントをご紹介いたします。
まずパールには種類があり、種類によっては単品ではお値段が着けられない物も存在致します。
単品でお値段が付かない種類のパールはフェイクパールやコットンパールといった人工物となります。
また過度に傷んでしまった真珠やサイズの小さい1粒のパールのアクセサリーといった物も高額査定とはなりません。
では今回のような高額査定となるパールの条件とは何でしょうか。
まず第一に天然のパールである事が絶対条件になります。
天然のパールかどうか分からない方は、パール同士を擦り合わせてみて下さい。
ザラザラした感触が手に伝わってくるようでしたら天然のパールとなります。
パールは貝に核を入れる事で、作る事が出来ます。
従ってパールの表面は貝殻の成分のカルシウムを多くを含みますので表面が完璧につるつるな事はなく、擦り合わせた際にザラザラしなかった場合はプラスチックで作られている物が多いです。
次にパールの種類です。
今回のご依頼品は黒蝶貝から作られるパールで黒蝶真珠、タヒチパールと呼ばれるものです。
パールが大きく1cm以上になるのが特徴です。
今回のご依頼品も1cmオーバーの大変立派な物でした。
こちらの種類の真珠は母体となる貝も他の物に比べて大きいのでパール自体も大きく成長するのですが、成長の際に凹凸が出来たり、傷がついてしまったり、真円にならない物も出てきてしまいます。
自然が生み出すものなので、真円になる確証はなく真円の物は希少価値が高く高額査定となりやすいです。
さらなる高額査定となりやすいのがパールの持つ色です。
今回のご依頼品はグレーのようなブラックのようなカラーリングの物でした。
これは比較的に採取しやすく、市場にも出回りやすいです。
それに比べピーコックカラーと呼ばれる黒の中にグリーンが混ざったような色味の物は大変珍しく高額査定へと繋がりやすいです。
ピーコックとは孔雀を意味し、孔雀の羽根のような色味をしている事からこの呼び名となっております。
ピーコックカラーの真円のタヒチパールは世界的にも需要が高く、そもそも生産数が少ない物なので価格の高騰が続いております。
今回のタヒチパール以外の種類で高額査定につながりやすい物は、南洋真珠、花球真珠といった生産が難しい物が高額査定に繋がります。
また田崎真珠、ミキモト真珠といったパールメーカーが作っているパールのジュエリーも品質が保証されておりますので高額査定に繋がりやすいです。
まとめ
いかがでしょうか。
真珠は種類によって査定額が全然違います。
また昨今では技術も進み簡単に物を作れる時代になったので、フェイク品も多くお見受け致します。
ご自身がお持ちのパールも是非ご紹介した方法でご確認下さい。
弊社では査定のみもお受けしておりますので、価値が知りたい方やパールの真贋が知りたい方等お気軽にお問い合わせください。