名前:C様
年齢:70代
所在地:甲府市
買取した商品:pt900 ダイヤ 11.5g 2.00ct
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせて頂きご紹介する商品は『pt900 ダイヤ 11.5g 2.00ct リング』になります。

形の違うダイヤがちりばめられセッティングされているジュエリーダイヤリングです。
通常こういった形で販売されている事は少ない為、C様に経緯をお伺いした所、40年前程前にデザイナーにオーダーして作られた物という事でした。
ダイヤも自分で選んで決めたらしく色々と思いの詰まった指輪との事でしたが、娘さんに渡そうと思った所、今はこういった指輪はしないと断れ、それなら誰か使いたい人にという思いで今回はお持ち込み頂いたという事でした。
それならご自身で使わないのですか、とお聞きした所、指に入らなくなりサイズを変更しようにも時間とお金がかかるので面倒になったようです。
ラフテルへお持ち込みする方で意外と多い理由なんですね。
つける機会がないもそうですが、1番の理由はサイズです。
確かにサイズが合わない指輪と使わないのに持っていても仕方ないという気持ちもなんとなくわかる気がします。
とはいえ、素晴らしいダイヤリングですので査定は頑張らせて頂きましたよ。
状態
それでは状態を見ていきましょう。

ダイヤ部分をアップしてみました。
こういったダイヤが多く使われている商品でも、ラフテルでは1つ1つダイヤを見ていきます。
少しお時間は頂きますが、御徒町ラフテルですので宝飾関係は特に力をいれています。
このような指輪でありがちなのが、ダイヤが取れてしまってなくなっている事や、ダイヤが部分的に欠けてしまっている事です。
ダイヤは硬いからそんな事ないんじゃない、とよく言われますが、確かに割れてしまったりとそんな事はないです。
ただ、ダイヤもカッティングが施してありますので、部分的に薄くなっている箇所も御座います。
そういった箇所をぶつけてしまったり、もしくは、指輪を落としてしまったりすると、その時に欠けたりしてしまうんですね。
そういったダイヤが見つかる場合は、当然ですがそのまま売りに出すのではなく、新しく同程度のダイヤを準備して綺麗に整えて販売しますので、しっかり査定をしなけれないけないという事なんです。
そして、今回C様にお持ち込み頂いたダイヤリングは欠け等なく非常に綺麗な状態を保たれておりましたので大事に使われていたという事がわかります。
それでは、裏側も見てみましょう。
自分で使用していても中々見る機会が少ないのではないでしょうか?

ダイヤが取れたりしていない理由がわかりました。
裏から見た時にセッティングする時の加工痕が見えますよね。
これが雑になっている指輪がすぐにダイヤが取れてしまったり、もしくは、少し位置が変わってしまったりする事があるんです。
写真を見てもわかるように、全ての穴が綺麗に揃っていますね。
オーダーして作ったダイヤはこのように綺麗に作られている事が多いのですが、既製品などは、たまに雑な加工になっている物も御座いますので、今後購入する際は見てみるのもいいかもしれませんね。
さて、気になる査定額は。
査定額
¥110,000-
こちらの査定額になりました。
C様としては、予想よりも少し高かったという事でしたのでご売却は決めて頂けました。
ただ、作った時に相当な金額がかかっている事を思うと少し残念な気持ちもあったようです。
どうしても、販売される時というのは、技術費用や運送費、加工費など色々な費用を加味した上で、販売する側も利益を貰わなければいけないので、その金額となると高額になってしまうんですね。
特にダイヤモンドは加工も難しい物ですので余計にですね。
そして、もう1つは、全てのダイヤではありませんが、いくつかダイヤが黄色がかっている物もあり、そこはマイナス査定にさせて頂きました。
ダイヤは無色透明な物が1番好ましい物になりますので、無色透明のダイヤと黄色がかっているダイヤとでは輝きが全く違うんです。
ですので、ダイヤといえば、一粒ダイヤの方がお値段がつきやすくなっていますよ。
査定ポイント紹介
それでは査定ポイントを紹介していきます。
まず基本となるのは、4Cといわれる部分です。
カラット、カラー、クラリティ、カット こちらの4点です。
・カラット → 大きさ
・カラー → ダイヤの色味
・クラリティ → 透明度
・カット → カッティング
ダイヤを評価する上で基本的な部分であり、かつ、重要な部分にもなります。
その他の要素としては、
・蛍光性 → ダイヤモンドが紫外線やX線に反応して光る性質です。蛍光性が強いものは、輝きが損なわれる場合があり、評価が下がることもあります。
今回C様にお持ち込み頂いたダイヤは、これに該当するダイヤがいくつか混在していたという事です。
・鑑定書の有無 → 必須ではありませんが、あるといいという事です。
・ブランド → ティファニー、カルティエなど有名ブランドの作った物であれば市場人気が高い物がございます。
・デザイン性 → どんなに手の込んだデザインでも使いたいと思う人がいなければ価値が下がります。
逆にシンプルな物でも、今のトレンドであれば意外に高額な金額が出る事も多々御座います。
いまご紹介したポイントがダイヤを見る際に必要になってくる評価ポイントになります。
C様にお持ち込み頂いたダイヤは鑑定書やブランドなどは御座いませんでしので、今のデザイン、ダイヤの状態などを加味した上で査定致しました。
C様にもきちんとご説明しご納得して頂けましたので、今回のブログを拝見してお持ち込みされる方がいらっしゃいましたら、わからない事や気になる事があれば査定の際に遠慮なくお聞き頂ければ幸いです。
まとめ
少し長くなってしまいましたが、ダイヤといっても様々なダイヤがあります。
今回のような形をしていないダイヤもありますし、元々、黄色いダイヤや青いダイヤも存在しています。
ブラックダイヤなどもありますね。
ダイヤによって金額は様々ですが基本的には見る部分というのは大きくは違いませんのでご安心下さい。
小さいから値段がつかない、ダイヤが1個とれているから値段がつかない、などは絶対に御座いません。
ラフテルではダイヤの無料鑑定も行っておりますので、お手持ちのダイヤで気になる事が御座いましたら是非1度ラフテルへご相談下さい。
専門のスタッフがきちんとご説明させて頂きます。
ご来店お待ちしております。