名前:O様
年齢:60代
所在地:札幌市
買取した商品:pt900 ダイヤ 5.4g 1.01ct
買取した品物のご紹介
今回依頼頂いたアイテムはダイヤモンドリングとなります。

受け部分はプラチナ900を使用し、5粒ダイヤ合わせて1.01CTのアイテムとなります。使用せずにタンスに眠っていたので査定に来たとの事です。
状態
表面や状態を細かく見させて頂きました。

ダイヤのカラーはブラウンに近くランクでマイナスとなります。

リング受け部分は擦り傷など使用感があります。
査定額
¥72,500円-
上記の状態とダイヤ、プラチナの金額を合わせて上記の金額を出させて頂きました。
ダイヤは一粒で大きければ大きいほど高額査定になります。
ポイントは下記に記載致します。
査定ポイント紹介
ダイヤモンドの査定ポイントは、一般的に「4C」と呼ばれる国際的な評価基準を中心に、様々な要素が考慮されます。
1. カラット (Carat): 重量
- ダイヤモンドの重さを表す単位で、1カラットは0.2グラムです。
- カラット数が大きいほど希少価値が高くなり、価格も高くなります。
- 同じカラット数でも、他の要素(カラー、クラリティ、カット)によって価格は大きく変動します。
2. カラー (Color): 色
- ダイヤモンドの色の評価基準で、無色透明に近いほど価値が高くなります。
- 評価はアルファベットのD(無色透明)からZ(淡黄色または淡褐色)までのグレードで表されます。
- ファンシーカラーダイヤモンド(ピンク、ブルー、イエローなど)は、その色の希少性や彩度によって非常に高価になることがあります。
3. クラリティ (Clarity): 透明度
- ダイヤモンド内部および表面のインクルージョン(内包物)やブレミッシュ(表面の傷や欠け)の程度を表します。
- インクルージョンやブレミッシュが少ないほど透明度が高く、価値も高くなります。
- 評価はFL(フローレス:内部にも表面にも欠点がない)からI3(肉眼で容易に確認できる大きな欠点がある)までのグレードで表されます。
4. カット (Cut): 研磨
- ダイヤモンドのプロポーション(形状)、フィニッシュ(研磨の状態)、シンメトリー(対称性)を総合的に評価します。
- カットが良いほど光を効率的に反射し、輝き(ブリリアンス)、虹色の分散(ディスパージョン)、煌めき(シンチレーション)が増し、美しさが高まります。
- 評価はExcellent、Very Good、Good、Fair、Poorのグレードで表されます。
上記4C以外にも、以下の要素が査定に影響を与えます。
- 蛍光性 (Fluorescence): 紫外線下でダイヤモンドが発する光の強さや色合い。強い蛍光性は、特にカラーグレードの低いダイヤモンドの透明度を下げることがあり、マイナス評価になる場合があります。
- 研磨の状態 (Polish): ダイヤモンド表面の研磨の滑らかさ。
- 対称性 (Symmetry): ダイヤモンドの形状の対称性。
- ガードルの状態 (Girdle): ダイヤモンドの外周部分の厚さや仕上げの状態。
- キューレットの状態 (Culet): ダイヤモンドの先端部分の研磨の状態。
- ソーティング (Sorting): 小粒のダイヤモンドの場合、サイズや品質が均一であるほど評価が高くなります。
- ブランドやデザイン: ジュエリーとしてセッティングされている場合、ブランドの知名度やデザイン性も査定額に影響を与えることがあります。
- 付属品: 鑑定書(GIA、CGL、AGLなど信頼できる機関発行のもの)、ケースなどの付属品の有無も重要です。特に鑑定書は、ダイヤモンドの品質を証明する重要な書類となります。
- 市場の相場: ダイヤモンドの国際的な取引価格や、需要と供給のバランスによって査定額は変動します。
査定の際の注意点:
- 信頼できる鑑定士や買取業者を選ぶ: ダイヤモンドの専門知識を持つ鑑定士がいる業者を選びましょう。
- 複数の業者に査定を依頼する: 複数の業者に見てもらうことで、適正な価格を知ることができます。
- 鑑定書を必ず持参する: 鑑定書がある場合は、査定時に必ず提示しましょう。
- クリーニングしておく: 汚れを落としておくことで、ダイヤモンド本来の輝きが評価されやすくなります。
- 査定額の根拠を尋ねる: なぜその査定額になったのか、理由を詳しく説明してもらいましょう。
- 安易な即決は避ける: 査定額に納得がいかない場合は、すぐに売却せず、慎重に検討しましょう。
ダイヤモンドの査定は専門的な知識が必要となるため、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。
まとめ
最後に過去に高額落札されたダイヤモンドを紹介します。
- ピンク・スター (Pink Star): 59.60カラットのファンシービビッドピンクのオーバルカットダイヤモンドリング。2017年に香港のオークションにて約7120万ドル(当時のレートで約78億円)で落札されました。
- ザ・ブルー・ムーン・オブ・ジョセフィン (The Blue Moon of Josephine): 12.03カラットのファンシービビッドブルーのクッションカットダイヤモンドリング。2015年に香港のオークションにて約4840万ドル(当時のレートで約59億円)で落札されました。
- ウィリアムソン・ピンク (The Williamson Pink): 23.60カラットのファンシーインテンスピンクのラウンドカットダイヤモンドリング。エリザベス女王の結婚祝いとして贈られたことで有名です。オークションに出品されることは稀ですが、もし出品されれば非常に高額になることが予想されます。
- ブルガリ・ピンク (The Bulgari Pink): 1960年代にブルガリが製作した、2つのペアシェイプのダイヤモンド(約8.95カラットのファンシービビッドピンクと約9.87カラットの無色)を組み合わせたリング。2010年にオークションにて約1576万ドルで落札されました。
これらの例からもわかるように、非常に高いダイヤモンドリングは、稀少なカラー、大きなカラット数、優れた品質、そして歴史的な背景などが複雑に絡み合って、驚くべき価格で取引されています。