名前:M・O様
年齢:70代
所在地:長野県 長野市
買取した商品:pt900 ダイヤ 3.6g 0.23ct 0.06ct
買取した品物のご紹介
今回買取を行った商品はpt900 ダイヤ 3.6g 0.23ct ペンダントトップです。
亡くなられたおばあさまからの頂き物のようでずっと大事にしまっていたとのことでしたが年も年ですので少しずつ身辺整理を行っており、今回イミテーション等と一緒にお持ちいただきました。

商品査定のまえに前提知識としましてプラチナの価値についてと、どのようなダイヤモンドには高いお値段が付きやすいのか説明をさせて頂きます。
まずなぜプラチナという金属はなぜ高いのかですが大きく二つの要因がございます。
①希少性
プラチナの年間採掘量は約180トンで、金の約3,640トンと比較すると約1/20と非常に希少です。
②多様な用途
プラチナは宝飾品だけでなく、自動車の排ガス浄化装置や医療機器、電子部品など、工業分野でも広く利用されています。
よく金と比較してプラチナは以前に比べると安いと揶揄されがちではありますがその希少価値は金よりもはるかに高く水素エネルギー分野等での需要増大も期待されその価値はいまだに高水準です。
次にダイアモンドの査定を行う上で最も重要な”4C”についてご説明いたします。
4Cというのはダイアモンドの価値を決めるにあたって大きな要因になる4つの項目頭文字(カット カラット カラー クラルティ)をとったものになります。
それぞれの項目の詳細は以下になります。
1. カラット (Carat)
ダイヤの重さ。1カラット=0.2グラム。大きいほど希少で価値が高い。
2. カラー (Color)
ダイヤの色の無色度合い。D(完全無色)~Z(黄色味あり)まで等級があり、Dが最上級。
3. クラリティ (Clarity)
内包物や傷の有無。FL(フローレス)~I3(内包物が多い)まで。透明度が高いほど価値も高い。
4. カット (Cut)
研磨の技術とバランス。ダイヤがどれだけ美しく輝くかを左右。Excellent(最上)~Poor(下位)まで評価される。
これらダイヤモンドの評価が決まります。
それでは実際の商品の査定に入ります。
状態

商品自体は頂いた本人はほぼ使用せずに保管していただけあってとても綺麗です。
中央の0.23crのダイヤモンドをメインとして周りに合計0.06crtのメレダイヤがあしらわれたラグジュアリーなアイテムです。

こちらのメインダイヤを4Cに照らし合わせて評価いたしますと
・カット
一番ダイアモンドの輝きを引き出すと言われるラウンドブリリアントカットではないものの丁寧な職人技で綺麗なカットが施されております。
・カラー
カラー肉眼でもわかるくらい黄色みがかかっておりあまりよくはありません。
・クラリティ
不純物等は少なく綺麗な輝きを放っております。
・カラット
メインダイヤは0.23crtと及第点です。

地金に使用されている貴金属はプラチナで純度は90%と価値が高い物になります。
査定額
55000
査定ポイント紹介
・土台にプラチナが使用されている
・ダイヤモンドの4Cの評価はそこまで良くありませんでしたが細やかな意匠を感じる宝飾的な価値が高いものと判断したため
まとめ
いかがでしたでしょうか?
巷では世界経済の不安定さから金の価格が急騰しており、その反面プラチナの方はあまり価値が高くないと言われがちですが、プラチナ製品は宝飾品等の相性がよく宝飾品としての価値は非常に高く人気も強いです。
今回お持ち込み頂いたお客様も金と遜色のない買取額であったと非常に喜んでおられました。
当社では今回のような宝飾品はもちろんこと
・メッキのイミテーション
・ショルダーが壊れたバッグ
・使いかけの香水
・動かなくなったカメラや時計
等幅広い商品の買取を行っております。
何か気になる商品がございましたらお気軽にご連絡ください。