名前:C様
年齢:70代
所在地:三条市
買取した商品:k18 ルビー 8.6g 1.06ct 0.60ct 0.75ct
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせて頂いた商品のご紹介をしたいと思います。

土台にK18を使用し、側面にはルビー、中央席には大き目の一粒ダイヤをセッティングしているジュエリーリングです。
配置などあまりみかけないタイプでしたので、C様にお伺いした所、ダイヤとルビーは別々で購入してオーダーで作成したという事でした。
ダイヤとルビーを別々で購入して作るなんて本当に宝石が好きな方なんだという事がわかります。
では、どうして今回ご売却を考えたのか気になりますよね。
C様にお聞きした所、デザインという事でした。
当時と今では見てきた物や考え方なども違っているので、今の自分にとってはこのデザインは時代遅れに感じてしまうから金額次第ではご売却を考えているというお話がありました。
然るべき時に使用するリングなのでやはり拘りたいですよね。
御徒町ラフテルは、その名の通り、御徒町で15年も戦ってきた会社です。
当然、得意分野は宝飾になりますので、それだけに鑑定も厳しいですが、金額がだせる物に関してはだしますので今回も頑張らせて頂きます。
状態
それでは、石の状態を確認していきましょう。

1枚目の写真よりも少しアップして写真になります。
中央に0.75ctのダイヤをセッティングし、周りにメレダイヤをしきつめて中央石がより目立つように配置されていますね。
ダイヤ自体も透明度も高く色味は少し黄色味ががってはいますが状態としては悪くはないですね。
それでは側面のルビーの方も確認してみましょう。

ルビーとサファイアは同じコランダムという鉱物に分類されていますが、色の違いによって呼び分けられます。
コランダムの中で赤色を示すものがルビー、それ以外の色(青、ピンク、黄色など)のものがサファイアと呼ばれます。
ルビーやサファイヤのような色石は基本的に美しさが9割を占めるとも言われるほど重要です。
例えるなら、血液のような、鮮やかで深みのある純粋な赤色が高額になりやすい色になります。
後は産地もミャンマーなどはランクの高いルビーが多いので重要になります。
ルビーはアジア圏で採掘される事が多いのですが、タイやベトナム産は色も薄く、ルビーとしては価値がひくい物も多いです。
今回のC様のルビーに関しては、産地がベトナムで色も若干薄いのでルビーとしての価値はそこまで高くはなりません。
そして今回のメインのダイヤを確認してみましょう。

メインのダイヤに大きさがある事とランクも悪くなさそうですので、査定に大きく関わってくるのはダイヤになりますね。
基本的にK18を土台に使っているダイヤはランクの低い物が多いです。
理由は、ダイヤに金の色が写り込んでしまいダイヤ本来の色がわかりづらくなる為です。
つまり、ごまかしがきくという事になります。
金の土台についている状態で見るダイヤと、ダイヤを取り外して単体で見る場合では全くランクが変わってしまいます。
これは査定をする際の注意点になりますが、C様のダイヤは周りにメレダイヤをセッティングする事で映り込みをふせぎ、ダイヤの色がごまかしがきかないように作られているので、ダイヤにも自信がある事がうかがえますので期待大ですね。
査定額
¥121,000-
こちらの金額でお買取りさせて頂きました。
上記で説明させて頂いたように側面のルビーに関してはランクも低い物になりますので正直、数千円という査定になっております。
ダイヤの方に金額がついたという事になります。
どういった部分が高額査定に繋がっているのか気になると思いますので、次でご説明したいと思います。
査定ポイント紹介
査定ポイントをご紹介したいと思います。
ダイヤモンドの査定は、国際的な評価基準である「4C」に基づいて行われます。
この4Cは、ダイヤモンドの価値を決定する最も重要な要素になりますので、ランク次第では大きく金額が変動します。
①Carat(カラット):重さ
カラットは、ダイヤモンドの重さを表す単位で、1カラットは0.2グラムと定義されています。
カラット数が大きいほど希少性が増すため、価値が飛躍的に高くなります。
ただし、カラット数が同じでも、他の評価が低いと価値は下がります。
②Color(カラー):色
ダイヤモンドの色合いを評価する基準で、ダイヤモンドは完全に無色透明であるほど価値が高いとされます。
最高評価は「Dカラー」で、無色透明であることを示します。
アルファベット順にE、F、G…と続き、黄色味や褐色味が強くなるほど評価は下がります。
ただし、イエロー、ピンク、ブルーなどの鮮やかな天然の色を持つ「ファンシーカラーダイヤモンド」は例外で、非常に高い価値が付きます。
③Clarity(クラリティ):透明度
ダイヤモンドの内部や表面にある、天然の証である内包物(インクルージョン)やキズの有無を評価する基準です。
10倍の拡大鏡で確認し、内包物がほとんどないものが高く評価されます。
最高評価は「FL(Flawless)」で、内包物やキズが全くないものです。
以下、IF、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3と評価が下がりますので評価の基準になっています。
④Cut(カット):輝き
唯一、人間の技術によって左右される要素で、ダイヤモンドの輝きを決定づけます。
カットは「プロポーション(形)」と「フィニッシュ(仕上げ)」の2つの要素から評価されます。
プロポーション:とは、光の反射を最大限に引き出す、理想的なカットが施されているかをみます。
他にも、研磨の状態や対称性の良さなどを見ます。
最高評価は「Excellent(エクセレント)」で、以下「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」の5段階で評価されます。
プロポーション、ポリッシュ(研磨)、シンメトリー(対称性)の全てがエクセレントであるものは、「トリプルエクセレント」と呼ばれ、最も高い評価を受けます。
ダイヤに関しては査定ポイントも多く細かいので、査定する際は少しお時間を頂く事になりますが、他店様であるように石を取り外したり、値段が出ないといった対応は御徒町ラフテルでは行いませんので、そこは信用と安心をして頂きたい部分になりますので、宜しくお願い致します。
まとめ
今回C様からお買取りさせて頂いた「k18 ルビー 8.6g 1.06ct 0.60ct 0.75ct」ですが、素晴らしいジュエリーリングでした。
ルビーは少し残念ではありましたが、ダイヤが素晴らしく、ランクも高い物でしたので高額査定に繋がりました。
最初にお話しましたように、御徒町ラフテルという名前からもわかるようにジュエリー関係は得意分野です。
東京屈指の問屋街である御徒町で15年もやってこれたのには理由があります。
他店様では値段がつかないと言われたジュエリーリングや、自分の中で値段はつかないだろうと判断しているジュエリーリングがあれば、まず御徒町ラフテルへお持ち込みください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。















