名前:H・H・S様
年齢:70代
所在地:青森県弘前市
買取した商品:k18 ルビー 8.9g 0.87ct 0.27ct
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせていただいた商品はk18 ルビー 8.9g ルビー0.87ct ダイヤモンド0.27ct リングです。

おばあ様がなくなられた後の遺品整理をしていたところ引き出しから出てきたとのことです。イミテーションと一緒に捨ててしまおうとも考えていましたがおばあ様が時折つけていたから高級品なのかも?と思い今回お持ち込みいただきました。

商品の査定の前にルビーの予備知識としまして高価格がつきやすいルビーの特徴についてご説明させていただきます。
1. 色(Color)
ルビーの価値を決める最も重要な要素は、色の美しさです。特に、青みを帯びた鮮やかな真紅—いわゆる「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれる色合いは、宝石ファンから最も熱望され、最高価格がつきます。この色調は深みと鮮やかさを兼ね備えており、わずかな橙色や紫が混ざるだけで価格は大きく変動します。
2. 透明度(Clarity)
天然ルビーにはしばしば内包物(インクルージョン)が見られるものですが、こうした欠点が目立たない“アイクリーン(一見透明)”なものは非常に珍しく、高額になります。一方、適度な“シルク状の内包”は光の拡散を助け、むしろ魅力を引き立てることもあります。
3. サイズ(Carat)
ルビーは大型サイズのものが極めて稀少です。1カラット以上でも貴重ですが、2〜3カラットを超えるものは一層価値が跳ね上がります。特に高品質で未処理(ナチュラル)の大型ルビーは、ダイヤモンド以上の価格をつけることも珍しくありません。
4. 原産地(Origin)
出どころによってルビーの価値は大きく異なります。特にミャンマー(旧ビルマ)のモゴク産ルビーは最も評価が高く、上質な「ピジョンブラッド」を継続して産出していることで知られています。モザンビーク産も評価を高めつつありますが、依然としてミャンマー産の希少性とブランド力には及びません。
5. 処理の有無(Treatment)
多くのルビーには熱処理が施されていますが、未処理(ナチュラル)のルビーは極めて希少で、証明書付きであれば価格が数倍になることもあります。逆に、ガラス充填や染色などの非自然な処理があると、耐久性や価値が著しく下がりますので注意が必要です。
6. 耐久性と見た目(硬度・光学効果)
ルビーはモース硬度9という高い硬度を持ち、日常使用に耐えるためジュエリーとしての実用性も抜群です。
7. 現地の地質と供給の限界(希少性の起源)
ルビーは特定の地質条件下でのみ生成されます。特にミャンマーでは、プレート運動やマグマ活動などが複雑に絡み合い、希少な高品質ルビーを生む稀な環境が形成されています。そのため、供給量は極めて限られており、希少性が市場価格を押し上げる大きな要因となっています。
以上を踏まえつつ商品の査定に入ります。
状態

まず一番重要な色合いにつきましては高級ルビーの代名詞ともいえる「ピジョンブラッド」と比較すると薄めでピンクがかったルビーで特筆してよくもなく、悪くもない及第点といったところでございます。
少しインクルージョンや色むらも見られますが含侵処理やトリートメントが施されていない天然のルビーになります。
ルビーのサイズは0.87ctありなかなかの大粒です。

金属部分はK18を使用しており、貴金属部分のみで8.8gほどあります。
金は現在(2025/9)史上最高値を記録しており非常に価値が高いです。
これらを踏まえまして査定額は以下になります。
査定額
166500
査定ポイント紹介
1.ルビーが0.8カラット以上と大ぶりで、色は薄めですが状態がかなり良い。
2.土台にK18を使用している。
まとめ
今回査定させていただきお客様から「まさか10万以上になるなんて思ってなかった」とお喜びの声をいただきました。
当社では宝石・貴金属のほかにもカメラからゲーム、古銭からブランド品まで幅広い買い取りを行っておりますので気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください!















