名前:O様
年齢:80代
所在地:岐阜市
買取した商品:江副行昭 作 銘あり 熔壌ガラス ドーム 花入 他 ぐい呑 手提 等 保存木箱付き 計4点 セット 現状品
買取した品物のご紹介
今回お買取させていただいたのは、熔壌ガラスの作品、計4点のセットです。

•ドーム型の花入 (一番大きな丸い作品)
•徳利型の花入
•ぐい呑
•手提げかご型作品
これらの作品はすべて、作家の銘が確認できるため、価値のあるお品物です。
さらに、一つ一つの作品が丁寧に保存用の木箱に収められており、大きなドーム型の花入には、紫色の真田紐でしっかりと封がされていました。
銘入りの木箱(共箱)もまた、作品の真贋を裏付け、価値を高める重要な要素となります。
江副行昭氏は、佐賀県出身のガラス作家で、独自の熔壌ガラスという技法で知られています。
熔壌ガラスは、火山岩を主原料とする特殊なガラスで、その作品は、土の持つ素朴な風合いと、光の加減によって七色に輝く玉虫色のメタリックな光沢(ラスター彩)が特徴的です。
見る角度や光の種類によって表情が変わり、非常に幻想的な美しさを持っています。
状態
お預かりした4点の作品は、いずれも非常に良好な状態でした。

•ガラス本体: 欠けやヒビといった致命的なダメージは見受けられず、制作過程で生じた気泡や熔壌ガラス特有の凹凸、独特のメタリックな発色を保っていました。
長期間保管されていたものとしては、非常に綺麗な状態です。

•保存木箱: 全てに木箱が付属しており、木箱の蓋には作品名と作家名を示す銘が書かれていました。
日焼けや経年によるわずかなシミはありましたが、破損はなく、しっかりと作品を保護していました。
特に大きな作品の木箱に結ばれた真田紐も当時のままの状態でした。
このように、作品本体だけでなく、付属品である木箱までが揃い、かつ状態が良いことは、査定額に大きく影響します。
査定額
¥10,000-
査定ポイント紹介
今回の査定における主要なポイントは以下の通りです。
1.「江副行昭 作」という確かな「銘」:やはり最大の評価ポイントは、作品が著名なガラス作家である江副行昭氏の作品であるという点です。
氏の熔壌ガラスは美術市場でも高い評価を得ており、作家のサインや刻印、そして特に共箱に記された銘があることで、作品の価値が保証されます。
銘がない、あるいは不明なガラス作品と比較すると、数倍以上の査定額になることが一般的です。
2.稀少な「熔壌ガラス」の技法と美しさ:熔壌ガラスは、その特殊な素材と技法ゆえに、一般的なガラス工芸品とは一線を画します。
作品が放つ、青、緑、金、紫などが混じり合う玉虫色のラスター彩は、江副氏の作品の真骨頂であり、コレクターからの人気が高い要素です。
この独特で幻想的な輝きが、作品の芸術的価値を高めています。
3.「保存木箱(共箱)」と「セット」の完全性:前述の通り、共箱の存在は作品の価値を裏付ける重要な証拠です。
さらに今回は、花入からぐい呑、手提げまで、用途の異なる4点がセットとして揃っていました。
このように完全な状態で残っていることは稀であり、セットとしてまとめて査定することで、単品で評価するよりも高い価値がつく結果となりました。
4.良好な「作品状態」:破損のない良好な状態は、当然ながら高価買取の必須条件です。
特にドーム型の花入はサイズも大きく、その独特のフォルムを保ったまま傷一つない状態で現存していた点は、非常に高く評価されました。
まとめ
この度は、稀少な江副行昭氏の熔壌ガラスのセットをお譲りいただき、誠にありがとうございました。
今回の買取事例からも分かるように、特に工芸品や美術品においては、「誰の作品であるかを示す銘」と「作品を保護し、真贋を証明する共箱」が揃っているかどうかが、査定額を大きく左右します。
もしご自宅に「ガラスドーム」や「花入」、「ぐい呑」といった品があり、箱に入ったまま仕舞い込まれているようでしたら、ぜひ一度蓋を開けてご確認ください。
ご自身では単なるガラス製品だと思われていたものでも、箱に書かれた文字や、作品の底に刻まれた銘が、思いがけない高い価値を持っている場合がございます。
当方では、古いガラス工芸品から現代作家の作品まで、専門の知識を持った鑑定士が一点一点丁寧に拝見させていただきます。
「これは何だろう?」と思われたお品物でも、どうぞお気軽にご相談ください。
眠っているお宝を発見できるかもしれません。









