宝石買取エメラルドリング Pt900 1.09ct 岩手県のお客様

宝石買取実績エメラルドリング Pt900 1.09ct

お客様：　K様

所在地：　岩手県　

年齢：　　60代

買取方法：出張買取

売却品：エメラルドリング Pt900 7.5g 1.09ct D0.63ct

20数年前に盛岡百貨店宝石売り場から購入。

当時見た目もよく思い切って購入したそうです。

娘さんに着けさせたいと思っていたが娘に時代に合わないと言われ主人の退職を機に家族で温泉旅行の資金になればとのことで売却を検討。

弊社のチラシの色石の高額査定の例を見て、査定を依頼されました。

エメラルドリング　買取金額￥45,000-

今回の査定のお品物はエメラルドのトップです。

エメラルドのセンターの石目は1.09ctです。

ポイントはこのエメラルドをどう評価し、査定するのかだと思います。

エメラルドは性質の異なる火成活動が重なることで始めて出来る宝石で数多くある宝石の中でもインクルージョンに富む宝石で（石れい）と呼ばれる内包物や、細かい傷があるのが一般的でその為色がきれいなエメラルドでも表面の割れや欠けがあると評価は下がってしまいます。

お客様のエメラルドは写真で見るときれいなエメラルドですが1.09ctと比較的小さくよく見ると一部に細かいカケがありました。

硬度は7.5〜8とルビー、サファイヤに次ぎますが、表面の欠けも起きやすい石で仮に大きさは5ctぐらいあっても、色がきれいなエメラルドでも表面の割れや欠けがあると評価は下がってしまいます。

その分総合的にサファイアは1.09と小さくなりますがリングもPt900が7.5ｇしっかり施され　ダイヤも0.65ct使われていてクラリティーと色もメレの中でも上質でしたのでプラス査定をさせていただきました。

補足ですがメレダイヤは一般的に0.1カラット以下の小粒のダイヤで（メレ）はフランス語で「小粒石」を指し、中央にあるメインの石をより引き立たせるデザインであるメレリングは婚約指輪の中でも人気の高いデザインの一つで、多くの方が記念として思い入れが深く大事にされてきたと思います。

メレダイヤの配置や大きさによって指輪の印象は変わり、指輪のデザインの幅も広がります。

小さいながらも煌びやかなその光は、婚約指輪をより美しく引き立てる名脇役のような存在で多くの高級ジュエリーに使用されることから、偽物の石や安価なジュエリーに使用されることはまずありません。

その為多くのお客様が大事にされてきた背景が思い浮かばれます。

しかしながら時代とともにサファイア等、購入人口が減ってきたことが買取相場の下落につながっています。

その分Pt900とメレ0.63分をしっかり査定させていただきその分プラス査定させていただきました。

一般的に買取業者では小さいエメラルドには値段を付けにくく、付けても僅か数千円程度の価格しか付かない場合が多く外見からでは中々確認できないキズやスジがあると査定価値が下がります。

しかし、現在、世界で最も有名なエメラルド鉱山であるコロンビアのムゾー鉱山のエメラルド産出量が激減していてエメラルドは品薄状態。

さらにインド人や中国人の需要が増えているため、その価値は高まりつつあります。

一般的なエメラルドの他に、形や輝きに特徴がある3種類のエメラルドが存在します。

猫目のような光沢が特徴の「キャッツアイエメラルド」、中央から放射状に伸びる黒いラインが歯車を思わせる「トラピッチェエメラルド」、無処理でも品質が高い特徴をもつ「ノンエンハンスメントエメラルド」です。とくにキャッツアイエメラルドは希少価値が高く、買取金額も高額になります。