みなさん、こんにちは。今日は金についてお話ししますね。金はいつまでも価値が無くならないものとして投資界隈でも人気があります。でも、残念ながら偽物も多いんですよ。だから、本物を見分ける方法をご紹介します。
金の真贋判別ポイント
刻印の確認
最も基本的な判別方法は刻印の確認です。多くの金製品には金の純度を示す刻印が施されています。一般的には「K18」や「K20」などの表示があり、これはそれぞれ金含有量が75%、83.5%であることを示しています。古い製品や海外の製品には「後K」と言い、本来であれば「K18」と表示されるものが「18K」と表示されている製品があります。
「後K」はK18と同等と思われがちですが、調べるとK14など含有量が下がる場合が多くなっています。
ただし、刻印が消えている場合や、偽物にも本物そっくりの刻印が施されていることがあるため、刻印だけで判断するのは避けましょう。
重量
金には偽物が存在しており、その多くが「金メッキ」加工が主流です。
金メッキ加工とは、金を薄く引き伸ばしてアクセサリーに塗装をしているというイメージです。
本物の金であればしっかりと重量があるところ、金メッキ加工をしていると金自体の重量がとても軽くなります。
そのため一瞬で金なのかどうかを判断することが可能です。
購入店の信頼性
最も安全な方法は、日本国内の信頼できる新品販売のジュエリーショップで購入することです。これにより、偽物を購入するリスクを最小限に抑えることができます。
ネットオークションなどでは、実物を見て購入することができませんので、その分信頼性は薄れてしまいます。金を購入する場合は実際に店舗に行き、自分の目で見て購入することがオススメです。
金の鑑定方法
磁石を使った鑑定の方法
「金は磁石にくっつかない」という常識は、金製品の真贋判定で広く知られています。しかし、この方法だけでは必ずしも正確な判定ができるとは限りません。なぜなら、金以外の金属も磁石にくっつかないものが存在するためです。
磁石を使った鑑定は、あくまで簡易的な方法であり、他の鑑定方法との併用が推奨されます。他の鑑定方法と組み合わせることによってより正確な鑑定ができると言えます。
試金石を使った鑑定の方法
試金石は、金やプラチナなどの貴金属の純度を簡易的に調べるために使われる天然の鉱石です。主に黒色の緻密な石が使われ、その表面に金属をこすりつけて、残った跡の色や形状から純度を判断します。
試金石を使う際の注意点をご紹介しておきます。
①試金石による鑑定は、経験と知識が必要な技術です。色合いや反応の違いを正確に判断するためには、ある程度の訓練が必要です。
②試金石による鑑定は、金属の表面を削るため、破壊検査となります。鑑定する際は、目立たない部分で行うようにしましょう。
③他の鑑定方法との併用: 試金石による鑑定は、あくまで簡易的な方法です。より正確な純度を調べるためには、専門機関での分析がおすすめです。
比重計を使った鑑定の方法
比重とは物質の密度のことです。金の純度によって比重は次のようになります。
比重計を使用すると、通常の測りを使うより安易に測定することが出来ます。
金純度 | 比重割合 |
---|---|
K24 | 19.13~19.51 |
K22 | 17.45~18.24 |
K20 | 16.03~17.11 |
K18 | 14.84~16.12 |
比重を求めるには、空気中の重量と水中の重量の差を使います。これは家庭でも計測可能ですが、精度の高い結果を得るためには貴金属買取店や専門店で測定するのが確実です。
買取業者もこちらの比重計を利用する店舗がございますが、買取業者の方が使用するからと言って正確さが変わる鑑定方法ではありませんので、その他鑑定方法と組み合わせて見てもらうのが良いでしょう。
蛍光X線を使った鑑定の方法
蛍光X線を使い、金属の種類を調査する方法です。この方法は非常に高価で専門的ですが、金のインゴットなど外側は本物の金を使い中身にタングステンを埋め込んだ偽物を見分けるのに有効です。
ご自身で用意するのではなく、蛍光X線を置いている買取業者に依頼をすると良いでしょう。
不安なら信頼出来る購入と鑑定をするのがベスト!
信頼できるジュエリーショップでの購入
最も安全な方法は、信頼できるジュエリーショップで新品を購入することです。これにより、偽物を購入するリスクを最小限に抑えることができます。
ブランドジュエリーであれば、正規店で購入するなど対策を自分自身で行うことが大切です。
専門の買取業者に依頼する
金製品の鑑定は、信頼できる専門の買取業者に依頼するのが最も確実です。これにより、偽物のリスクを大幅に減らすことができます。
不安だなと感じる方がいましたら、今現在多くの買取業者が無料査定を行っているので利用してみると良いでしょう。
鑑別機関を使い、鑑定書を発行してもらう
ジュエリーを正しい方法で鑑別してくれる鑑別機関がございます。
こちらで発行してもらうことができる鑑定書があるとそのお品物の信憑性が大きく跳ね上がります。
しかしこちらの鑑定書は手数料が発生しますので、それでもという方は是非オススメの方法となります。
まとめ
金の真贋を見分けるためには、刻印の確認や磁石を使った簡易鑑定方法、専門機関での比重測定や蛍光X線分析など、多角的なアプローチが必要です。信頼できる購入場所や鑑定機関を利用することで、偽物を掴まされるリスクを大幅に減らすことができます。
残念ながらインターネットなどが普及している現在でも、個人で見分けるのは非常にむずかしいと思います。
弊社、買取のラフテルをはじめ多くの買取業者が「無料査定」を取り入れています。こちらの無料査定を利用することによって無料で本物かどうかをプロに判断してもらうことが可能となります。
金はその価値と希少性から、多くの偽物が市場に出回っていますが、正しい知識と方法を持つことで、真贋を見極めることが可能です。貴重な金製品を手に入れる際には、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。