まず初めに、象牙製品の売買は制限が年々と厳しさ増しています。
買取の際にも特別国際種事業登録が必要で、象牙製品を扱う買取店も年々少なくなっています。
現状、弊社ラフテルでは買取が可能ですが、今後いつ規制が変わり、買取不可能になるかわかりません。その為、売却をお考えの方はお早目の売却をおすすめ致します。
そんな象牙製品からお買取りしたお品物をご紹介いたします。
買取した商品のご紹介
今回ご紹介するのは、象牙でできている果物の彫刻品です。
リンゴ、マンゴー、洋梨の形をした可愛いらしい置物ですね。
象牙から造られた品物は数多くあります。
一昔前、象牙はその使い心地の良さから高級品として、デパートなどで高値で取引がされていました。
また、象牙から造られた印鑑は、一人一本持っているのがステータスと言われていたこともあります。
しかしながらそれも一昔前の話です。
現在、大手の判子店は象牙の扱いを辞めてしまっています。
世界的にも象牙自体の需要が下がっているのが事実です。
今回ご紹介するこの象牙の果物たちも、実際にご購入された時のお値段とは程遠い査定額にはなってしまうかもせれません。
状態
査定で重要なのはお品物の状態です。
象牙製品となればまず確認するのは真贋です。
象牙製品には偽物が数多く存在します。
象牙の真贋ポイントは、指紋のような模様がはいっているかです。
今回は3点ともしっかりと模様がみえ、本物であることがわかりました。
次に、象牙の査定で重要となるのは重さ(大きさ)です。
重さは3点で合計500gでした。
また、今回は彫刻品ではあります、が繊細な彫刻部分などがないことと、銘がないことでプラス査定はありませんでした。
査定額
今回の査定額は18,000円となりました。
きれいな状態ではありましたが、やはり需要といった面で高額査定はできないものでした。
ラフテルでの買取
冒頭で申し上げたように、象牙は売買制限が年々厳しくなってきており、輸出入はもちろん禁止ですが、現在では国内でも大手の通販サイトなどで象牙の販売が禁止されています。
「それなら余計に希少価値がつくのでは?」と思いますよね。
しかし、逆なのです。
売買規制が厳しくなったと同時に、昔ほど象牙を欲しがる人も減っていき、需要が落ち込んでいるのが現実です。
今はまだ、国内での象牙の売買は禁止こそされていませんが、大手通販サイトや某フリマアプリ、大手判子店など、自主規制をしています。
売却先を探すのが難しくなっているのです。
今回のお客様も、ご近所の買取店では何処も扱ってくれなかったとおっしゃっていました。
少しマイナスなお話ばかりになってしまいましたが、象牙の需要がゼロになっている訳ではありません。
象牙製品の中にも高額査定になる物は数多くあります。
もし、ご自宅に不要な象牙がございましたら、価値がゼロになってしまう前に是非ご連絡ください。