この度は弊社ラフテルをご利用いただき誠に有難う御座いました。
担当させて頂きました伊藤康二です。
買取した商品のご紹介
三味線で使用されている撥が、象牙で出来ている事をご存じでは無かった方も多くいらっしゃるのはないでしょうか。
一般的には木材やプラスチック・アクリルを使用した撥が、安価で多く流通しております。
しかし撥の素材によっても音色が変化する為、音色の良さを追求し、象牙を使用した撥が作られました。
元々象牙は高価なものの為、その象牙で出来た撥もまた高値で取引されています。
さらに象牙の撥は持ちがよく、大切に使用していれば数十年使用する事が出来ます。
その為、新品のみではなく中古市場でも多くの取引がされています。
今回査定させて頂いた撥は192gと179gの2挺になります。
こちらの写真が買い取らせて頂いた撥になります。
査定ポイント
上部に写っている撥は使用していなかった為、とても状態がよく割れや欠け等無く、お手入れもされていた為変色等も見られませんでした。
一方下部に写っている撥は主に使用されていた撥だった為、汗や手脂などがつく為一部変色しており使用感が見られます。
しかし、上部の撥同様お手入れをしっかりとされていた為、割れや欠け等無く、使用部以外の変色が見られませんでした。
お客様が大切にお手入れされていた為、白い状態を保っています。
象牙のお手入れは怠ると徐々に黄色く変色してしまいます。
今回の撥のみならず象牙は様々な場所に使用されています。
多くは置物などに使用されていますが、ほかに、日本で印鑑や、中国で麻雀牌などに使用されています。
そのどれもがお手入れを怠るときれいな白色から黄色へと変色してしまい、割れや欠け、ひびなどの原因となってしまいます。
直射日光は避け、必ず日陰で保管しましょう。
手に持って使用するものは使用後軽く湿らせた布で軽くふき取り必ず乾拭きをし、水分が残らない様にします。
こうしたお手入れを欠かさずすることで、きれいな状態を保つことが出来ます。
見た目もきれいですし、売却するときも高値で売却することが出来ます。
ぜひお持ちの象牙がありましたらお手入れをし、大事にお持ちになってください。
取引が難しい象牙
しかしワシントン条約後、国際・国内取引を全面禁止にしている国が増えてきています。
日本国内では売買がまだ可能となっておりますが、日本も国外・国内ともに禁止になる恐れがある為、ご売却する方が増加しています。
購入される方より売却される方のほうが多いため中古市場での相場が年々落ちて行っている傾向があります。
日本も国外・国内取引を禁止にしてしまいますと売買が出来なくなってしまう為、ご処分をする際は、無償でお譲りするか捨ててしまうかの選択になってしまいますので、ご自宅にお使いになっていない象牙や、ご処分をお考えの象牙が御座いましたらお早いご売却をお勧めしております。
ラフテルでの買取
弊社ラフテルでは各地にて無料査定会を開催しており、出張査定も無料でお伺いさせて頂いています。
ぜひご利用下さいませ。
沢山のご来店・出張査定のご依頼のご連絡スタッフ一同心よりお待ちしております。