象牙買取実績 象牙置物
お客様情報
お客様: N様
所在地: 群馬県
年齢: 50代女性
買取方法:出張買取
売却品: 象牙置物
買取を依頼した理由
自宅にラフテルのチラシが投函され、たまたま今回の品物を売却しようと考えていたそうで、ちょうどいいからということでお問い合わせいただきました。
度客様もできるだけ高く売却したいということでしたので私もできる限りの査定をしようということで頑張らせていただきました。
群馬県にお住まいだということでしたので、出張買取をオススメさせていただきました。
当日お客様のご自宅に行くと、品物が準備されており、とてもスムーズに買取を行うことができました。
買取価格
買取金額 ¥35,000-
査定したポイント
象牙の置物です。
これは象牙の彫刻なので本来象牙に必要な登録票等はいりません。
ワシントン条約により野生動物が国際取引によって過度に乱獲されたりするのを防ぐため種を保護するための条約です。
これにより一本象牙には登録票の申請が義務付けられています。
象牙が高級素材と言われるにはこういった理由もひとつではないかと思われます。
象牙は光沢や色合い手触りの良さ等から嗜好品・芸術品として昔から人気があり、麻雀パイからビリヤードのボウル、楽器等様々なものに使われています。
象牙の成分はカルシウムで耐久性・耐摩耗性があり、ハンコ等素材として優れているため置物やアクセサリー等芸術品もつくられています。
もちろん象牙というだけで高級素材なので価値はあるのですが、芸術品等になってくると作った方の名前「銘」によってかなり値段に差がつきます。
人が彫ったものでなく機械などで作った 物であれば、そのまま一本象牙よりも値段が安くなってしまうことがほとんどです。
なぜかというと一本物の場合は加工の仕方がいろいろあり選択がいっぱいあります。
ですがすでに加工してしまっているものだとそのまま使うか、もっと小さく加工しなおすしかなくなってしまいます。
ですから著名な方の銘がない物というのは基本的に安くなってしまう傾向があります。
象牙の芸術品、アクセサリーなどが来たときまず気にしなければいけないところは銘と大きさになってきます。
もちろん銘をまねした贋作などもありますので、そこも注意してみなければなりません。
贋作になってしまうとほとんど価値がなくなってしまうので要注意ですね。
また銘以前に象牙その物が偽物ということもあります、炭酸カルシウム、卵の殻、牛乳、酸化チタン等を粉々にして固めて象牙を模して造られている物もあります。
象牙かどうか見分ける方法としては、象牙特有の縞目模様があるかないかを確認します。
偽物には天然ものにできるリアルな縞目模様までは再現できません。
ここも象牙製品を査定するにあたって重要なポイントです。
象牙買取 まとめ
最近は象牙の違法取引が増えてるせいで、中国の方では象牙の売買を禁止するような運動も始まっているようで、象牙の値段もだんだん落ちてきています。
そのうち日本でも売買禁止の流れが来るんじゃないかと値下がりを起こしています。
今後売り買いできなくなる可能性もでてきますので処分をお考えでしたら早めの方がよろしいかと思います。
今回の象牙彫刻ですが銘なしの物でほとんど素材としてのお値段でしかとれないものでした、プラス上記に述べた理由により多少いままでよりも低い査定額となってしまいました。
お客様にお伝えしたところこのまま持っていても仕方がないし、他に欲しいという人もいなくこのまま売れなくなり捨てるだけになってしまうのも嫌だからとお売りいただきました。
今回は無名の彫刻だったのですが、有名な作品だったり、一本象牙の大きい物になると結構な価値が出てきますので売買が出来なくなってしまう前にどうするか査定にだしてみたり、相談してみるといいと思います。
もちろん弊社でも象牙鑑定に詳しい鑑定士が多数在籍していますので電話でのご相談や、出張査定などたくさんのお問い合わせをお待ちしております。