宝石買取実績 オパール リング Pt900 6.4ct
お客様情報
お客様: G様
所在地: 東京都
年齢: 60代女性
買取方法:店頭買取
売却品: オパールリング pt900 6.8g 6.4ct D0.57ct
オパールリング 買取を依頼した理由
母の遺品を整理していたところ、ジュエリーボックスが数個でてきたそうで、親族たちで分配したそうなのですが、良さそうな指輪とかネックレスは、ほかの兄妹に持っていかれたあとだったらしく、ほとんどジュエリーは、残っていなかったそうです。
そのなかで、誰も関心をしめさなかったのが、この指輪らしいです。
そこで、何も貰わないよりは、貰ったほうがよいと考えたらしく、この指輪を引き受けたようです。
でも、このような地味っぽい指輪を付けるような趣味はなかったらしいので、貰ったあともタンスのなかにしまった状態で、何年も置いておいて、そのことも忘れていたそうなのでが、自宅を大掃除をしているときに、ちょうど、出てきたので、すこしでも値段が付けば売りたいということでした。
それほど、値段が付くようには思えないような指輪だったので、値段のことは、期待していなかったらしいのですが、こんな色石でも価値のあるものなのかどうか知りたいようでした。
買取価格
オパールリング買取金額 ¥78,000-
オパールリング査定したポイント
このオパールは、遊色効果が認められるので、ブラックオパールと呼ばれるオーストラリア産のモノになるようです。
オパールの選定基準になっているのが、色彩や鮮明度などの色合いと大きさをみていきながら、その宝石の価値を判断していきます。
色彩は、青と緑が混合されていて、すこし橙色が点状にあり、黒が浮き出ているような効果があるオパールなので、全体的にみたときに、4色ぐらいの遊色効果があるモノになります。
オパールの色彩は、青色と緑色が主体となるオパールなので、カラーランクからすると下の方になります。
オパールのなかで、色彩になる赤系と橙系の色味が多く混合されているブラックオパールは、高額になる可能性がありますが、ほとんどのブラックオパールの色彩は、青と緑が混ざっているものが多いようです。
ブラックオパールの地色になっているのが黒になりますが、このベースに多色混合されて虹色に発色しているオパールは、宝石としての価値がたかまってきます。
このオパールの遊色効果は落ち着きのある色彩と全体にわたって色味が鮮やかだったのですが、色の評価からみると低くなります。
やはり、遊色効果の激しいオパールのほうが宝石としての価値はたかまりますが、このオパールは、波長の短い青と緑が混合されていたので、さほど遊色効果は見受けられませんでした。
オパールリング買取 まとめ
オパールは、宝石に散りばめれた色合いの変化の大きさをみることで、色が遊んでいるような色合いがもっとも評価が良いオパールになります。
波長の長い暖色系の赤や橙や黄などの色合いがオパールに含まれていると、希少性がたかくなってなってきます。
これは、オーパルが形成される過程で、ケイ素と水が集合体となったときに、粒子の塊が大きいモノであると光の反射が鮮やかになってきます。
その粒子のサイズが大きいモノだと、暖色系の色彩が中心になってきますが、粒子が小さいと寒色系の色彩になると、光の照り具合があまりでることがありません。
そのためオパールの色調をみてみると、その石に輝きと明るさがあって、光沢のあるものでないと評価ポイントが下がってしまいます。
それと、ブラックオパールの色彩のベースになっている黒の地色は、黒ければ黒いほど宝石の色彩が引き立ってくるので、地色をみるときに薄い黒でであったり、灰色になっているモノは、遊色効果が際立つことが滅多にないので、宝石としての評価ポイントが低くなります。
そのうえで、石の色彩と光沢を引き出すためのカボションカットされたオパールをみるときに、より厚みのあるモノが良いとされていますが、薄くなればなるほど低評価の宝石になってきます。
もともとオパールの硬度がないことから、よく使用していると、ひび割れていたりすることがあります。
宝石に亀裂が入っていると値段も減額していきますが、ポッチラインと呼ばれているような線上の黒い内包物が含まれていたり、色落ちがあったりすると低評価の宝石になってしまいます。