パテック・フィリップとは…?
Patek Philippe(以下:パテック・フィリップ)は1839年に創業した、時計ブランドです。
多くの時計ブランドを排出しているスイスで、時計産業の1角を占めている有名ブランドとなっています。
このパテック・フィリップは、世界三大時計メーカーである「ヴァシュロン・コンスタンタン」と「オーデマ・ピゲ」と共に、その内の一つともなっています。
さて今回はその世界三大時計の一つパテック・フィリップのなかでも人気の高いNAUTILUS(以下:ノーチラス)のオーバーホールに行ってきました。
パテック・フィリップのノーチラスとは…?
では簡単にパテック・フィリップのノーチラスがどのような時計であるかをご紹介しましょう。
ノーチラスというモデルは1976年にパテック・フィリップが初めてのステンレススチール製、スポーツコレクションとして生み出されたモデルです。
それ以降、改良されたノーチラスの続モデルが発売されていきましたが、高級かつ希少ということで流通量はとても少なくなっています。
では、そのようなノーチラスのメンテナンスでもあるオーバーホールはどこで対応してくれるのかをご紹介していきたいと思います。
今回は実際にオーバーホールをしに行ってきたので、貴重な店内や見積書などを一挙大公開していこうと思います!
オーバーホールとは…?
まずはみなさま、「オーバーホール」というものをご存知でしょうか?
オーバーホールとは、いわば時計のメンテナンスのことを指しています。
このオーバーホールはパテック・フィリップだけではなく、その他のブランドでも行われています。
今回は、パテック・フィリップのオーバーホールについて詳しくご紹介してきたいと思います。
オーバーホールするにはどこに持って行けばいいの?
パテック・フィリップのオーバーホールは初めてでしたのでどこに持って行けばいいのか探すところから始めました。
やってもらえる時計の修理屋さんは数多くありましたが、今やプレミアが付き1,000万円を超える価格のノーチラスですので、やはり正規店でオーバーホールしてもらいたいと思いパテック・フィリップ ジャパン・サービスセンターに行ってきました。
パテック・フィリップ ジャパン・サービスセンター
〒101-0047 東京都千代田区内神田3丁目6−2 アーバンネット神田ビル 7F
さすがパテック・フィリップ、とても高級感溢れる内装で落ち着いた雰囲気の店内でした。
なんだか店内に入っただけでテンションが上がってしまいました!笑
パテック・フィリップ ジャパン・サービスセンターの店内
店内にはパッテク フィリップの歩んできた歴史が書いてある書籍が並べられていました。
この書籍以外にも様々な書籍が並んでおり、普段目にしないようなものまでありました。
まさに宝の宝庫とも言えます!
全て英語で私には読めなかったですが、写真だけでも楽しむ事が出来ました。
時計を修理しているところもガラス張りになっており修理している様子も見る事が出来ました。
なんでも日本人がパテック・フィリップの時計技師になるには、日本の時計の学校を優秀な成績で卒業し、さらにカナダで行われる時計の試験に合格しなければならないそうで、とても狭き門と言われています。
すごい優秀な人達がオーバーホールをしてくれて安心ですね。
ズームにして写真を撮影してみました!
それぞれの人によって行う作業が違うようで、それぞれの人のまなざしはプロの目でした。
見てわかるように、専門的な機械がたくさん並べられています。
私にはどの機械がどのような役割を果たしているのかもわかりませんでした。笑
オーバーホール気になるお値段
今回はパテック・フィリップ ノーチラス5712/1A-001、5980/1A-001の2本を持っていきました。
まずはノーチラス・ムーンフェイズ5712/1A-001
ノーチラスのムーンフェイズ搭載モデルです。
黒い月で分かりづらいですがムーンフェイズとは写真左下の小窓です。
ムーンフェイズは月相(満月や新月、上弦の月や下限の月)を正確に伝えてくれるおしゃれな機能です。
パテック・フィリップ ノーチラス・ムーンフェイズ5712/1A-001オーバーホールのお見積り
ノーチラス・ムーンフェイズ5712/1A-001のオーバーホール158,000円(税別)ですので税込173,800円でした。
続いてノーチラス5980/1A-001
スポーティーながら落ち着いた雰囲気のあるノーチラス5980。
こちらも長い歴史のあるノーチラスの中でも人気モデルです。
パテック・フィリップ ノーチラス・5980/1A-001のオーバーホールお見積り
ノーチラス・5980のオーバーホール219,000円(税別)ですので税込240,900円でした。
パテック・フィリップ ノーチラス オーバーホールの納期について
納期は6週間〜9週間との案内でした。
どちらかが6週間でどちらかが9週間と言われたのですがすいません忘れてしまいました。
大体、オーバーホールはこれくらいの期間が掛かるという目安にしてもらえればと思います。
オーバーホールは簡単な作業ではなく、すぐに完了するものではないので時計が手元に無い状態が少しの間続きます。
ですので、すぐに必要とされる方はオーバーホールに出す時期を考えてみた方が良いでしょう。
パテック・フィリップ オーバーホール納品
では、いよいよオーバーホールが終わり、納品の期日がやってまいりました。
ドキドキしながら数週間のオーバーホールを待っていました。
この待っている期間もワクワクが止まらず、ちょうど良い長さとも感じました。笑
納品したパテック・フィリップ本体
それでは、納品したパテック・フィリップをご紹介します!
このようにオーバーホールが無事に終わったパテック・フィリップがカウンターに用意されます。
こちらはアップにして写真を撮影しました。
定期メンテナンスをして新品同様となったパテック・フィリップとのご対面でした。
外見の変化はあまりありませんが、とてもピカピカして見えてしまいました。
修理明細書
続いて、修理明細書です。
今回はノーチラス・ムーンフェイズ 5712/1A-001とノーチラス5980/1A-001をオーバーホールに出しているので計2枚の修理明細書があります。
まずは、ノーチラス・ムーンフェイズ5712/1A-001の修理明細書です。
こちらは内容として「オーバーホール」のみとなっています。
ここに書いてあるオーバーホールとは基本的に定期メンテナンスのことを指しており、時計の内部など全てにおいてチェックされ、不具合を修正しています。
次に、ノーチラス5980/1A-001の修理明細書です。
こちらには先ほどのムーンフェイズと内容が変わり、「時積算針」と「分積算針」と「クロノグラフ秒針」が追加されています。
時積算針は時間を示す針、分積算針は分数を示す針、クロノグラフ秒針は秒数を示す針のことです。
定期メンテナンスをした結果、針の交換が必要という判断がされたのでしょう。
その結果、定期メンテナンスのオーバーホールと共に針の交換が行われています。
納品書
そして最後に納品書です。
こちらの納品書には、今回オーバーホールに出したパテック・フィリップ2本に対しての値段詳細が記載されています。
今回はパテック・フィリップ2本のオーバーホールに対して¥414,700-というお値段となりました。
パテック・フィリップ・オーバーホールまとめ
神田にあるパテック・フィリップ ジャパン・サービスセンター。
店内もとても綺麗で居心地のいい空間でした。
また、接客してくれた女性の方もとても丁寧に説明してくれ素晴らしい対応でしたし、可愛いかったです!笑
オーバーホールの値段に関しては、17万円と24万円という事でした。
ロレックスのオーバーホールで6〜7万円くらいでしたので、やはりお高いというのが正直な感想です。
4年に一度はオーバーホールを推奨しているようですので維持費だけでも大変覚悟が必要な時計だと思いました。
パテック・フィリップ ノーチラスいつかは似合う男になりたいですね!笑
ラフテルでのブランド時計買取
今回は、パテック・フィリップのオーバーホールについて詳しくご紹介してきました。
ラフテルではパテックフィリップを含め、様々なブランド時計の買取・販売を行っております。
買取の場合
まずは、お気軽にお問い合わせ下さい。
直接電話お問い合わせをいただくことも可能ですが、その他にも「LINE査定」や「メール査定」も行っておりますので、是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
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これは、様々な販売ルートを今までに確立してきたからこそできるものとなります。
在庫の関係がございますので、いつでもすぐにお目当てのブランド時計が販売できるというわけではございません。
在庫のあるブランド時計でしたら販売することが可能です。
在庫が無いという場合には、少しお時間をいただきますが仕入れができるようでしたらそのような行動を取らせていただきたいと考えております。
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