象牙専門店は、今でも数多く存在しています。
実店舗を構えている専門店から、ネットを中心にした専門店まで、多種多様な象牙専門店があります。
そこで気になるのが、「象牙は輸入禁止のはずなのに、なぜ象牙専門店は営業ができるのか?」ではないでしょうか。1899年のワシントン条約によって、象牙の国際取引は原則禁止となっています。
それだけに、今でも象牙専門店が営業できているのか謎に感じるかもしれません。しかし、これは単純な話で、象牙専門店が取り扱っている象牙は、ワシントン条約以前に輸入されたものなのです。
そして、日本ではワシントン条約以前に輸入された象牙の国内取引は、禁止されていません。そのため、現在でも象牙専門店は営業することが可能であり、合法的に営業しているのです。
象牙専門店で取り扱っている商品やサービスは?
多種多様な商品を取り扱っている
象牙専門店では、様々な象牙製品を取り扱っているのが一般的です。
もちろん、お店によって主要となる象牙製品は違いますが、基本的には色々な種類の製品を取り扱っています。
なかでも多いのが、「彫刻品」「細工品」「アクセサリー」などです。彫刻品で代表的なのが、七福神や仏像などの置物です。
また、江戸時代に流行した根付も彫刻品に分類されます。細工品は、印鑑が有名です。他にも茶道具や三味線のバチなどに利用されます。
アクセサリーでは、ネックレスやイヤリング、ブローチなどがあります。このように、象牙製品はたくさんあり、象牙専門店ではそれらを扱っているのです。
象牙専門店は買取サービスも行っていることが多い
象牙専門店は、象牙製品の販売だけでなく、買取サービスも行っていることが多いです。
これは、ワシントン条約によって、象牙を輸入することができないためです。当然ですが、新しい象牙を輸入することができないため、象牙を販売するためには、ワシントン条約以前に輸入された象牙を仕入れる必要があります。
その方法として、象牙の買取サービスを行っているのです。ですから、基本的に象牙専門店では買取サービスをしていることが多いのです。
象牙専門店で買取してもらうべき?
重要なのは象牙の知識や流通経路の確保
象牙を買取に出す場合、「象牙専門店にするべき」という意見がありますが、これは微妙なところです。象牙を買取に出す場合、重要なのは「象牙の知識を有しているのか」「販売経路を確保しているのか」の2点が挙げられます。
まず、象牙の知識がなければ、適正な価格を査定することができません。そのため、象牙の知識を持っている業者に買取に出すべきなのです。
また、象牙の買取では、販売経路の確保もポイントとなります。独自の販売経路があれば、高い価格での買取が期待できるのです。
象牙専門店だからいいのではなく、「象牙の知識を有しているのか」「販売経路を確保しているのか」などの要素が重要なのです。
サイトから買取実績をチェックするべき
象牙の買取では、象牙専門店である必要はありません。
先ほども紹介したように、「象牙の知識を有しているのか」「販売経路を確保しているのか」などがポイントとなります。
そのため、象牙の買取では買取実績のチェックが重要です。象牙の買取を行っている業者の多くは、業者のサイトで買取実績を紹介しているケースが多いです。
買取実績が豊富なら、象牙の知識がある可能性が高く、信頼することができます。ですから、サイトから買取実績をチェックするのがおすすめなのです。
どの業者で買取をするのかは、まずはサイトから買取実績を確認してみてください。ちなみに、ラフテルでも象牙の買取実績が紹介されているため、チェックしてみてください。
色々な業者に査定してもらうべき
象牙の買取をするなら、複数の買取業者で査定するのがおすすめです。象牙の買取査定の結果は、業者によって異なります。
そのため、色々な買取業者を利用して、査定してもらうべきです。そうすることで、査定金額を比較することができます。
比較すれば、最も高い金額で買取をしてもらうことができ、満足いく買取をしてもらうことができるのです。
せっかくの象牙を手放すのですから、満足いく買取ができるように、複数の買取業者を利用してみてください。
まとめ
象牙専門店は、ワシントン条約によって象牙の国際取引ができなくなった今でも営業しています。これは、ワシントン条約以前に輸入された象牙製品を扱っているのです。
象牙専門店が扱っているのは、「彫刻品」「細工品」「アクセサリー」などとなっています。
また、買取サービスを行っている業者が多いです。象牙の買取は、象牙専門店だけでなく、様々な業者が行っています。
買取を行っている業者は、買取実績をサイトに掲載していることが多いです。そのため、買取実績をチェックし、信頼できる業者なのか確認してみてください。
また、満足いく買取ができるように、複数の買取業者を利用して、もっとも買取価格の高い業者を選びましょう。