お客様情報
お客様: K様
所在地: 神奈川県
年齢: 60代女性
買取方法:店頭買取
売却品: 珊瑚 ルース 6.59g 17.1mm
買取価格:買取金額 28,000円
買取を依頼した理由
こちらの商品は以前にご自身で購入されたもので、おそらくネックレスだったとのことです。パーツが取れてそのままになってしまい、いつか買取を考えていたものの長い年月が経ってしまいました。
今回「珊瑚買取」の広告を見かけて、当店にお問い合わせいただきました。ありがとうございます。
査定を行うポイントとは
今回、お客様にお持ち頂いたのは珊瑚のルースです。
まず最初に一番気にしなければいけないポイントは本物かどうかです。
偽物の珊瑚も多く存在しますが、その場合はプラスチック、樹脂、海竹などが使われていることが多く、見分けるのも買取を行う上で重要な作業となります。
見分けるポイントは持った時の重量感、温度の伝わり方、また「フ」や「ヒ」など、珊瑚独特の成長過程で産まれる模様や傷です。
「フ」は珊瑚の骨のようなもの、「ヒ」は深海から引き上げる時に圧力がかかり、珊瑚に入ってしまう亀裂のようなものです。
「フ」や「ヒ」はルーペなどでていねいに観察することでほぼ見つけることができますが、偽物の珊瑚にはこういった模様までは刻まれていません。
天然珊瑚である証でもありますが、希少な珊瑚にはこのような模様がないものもあります。
今回の珊瑚はきれいな色合いの珊瑚で「フ」が出ていることもあり、天然の本物で珊瑚であると判断しました。
次のポイントとなるのが、珊瑚のカラーです。
珊瑚にはカラーグレードと呼ばれる色の見本があり、カラーや色ムラ、白濁、傷、「ヒ」、「フ」などにより、1~5のグレードに分けています。
そしてさらにSを最上としたランクを付けており、S>A>B>C>D>と分かれていきます。最も高い珊瑚(サンゴ)のグレードは5Sとなります。
ラフテルでは、もっとも赤味が強い5~4グレードまでの珊瑚のカラーを「血赤」と呼び、それ以外を「赤」と呼んでいます。珊瑚のカラーは深い赤色から、きれいなピンク色まであります。
次のポイントは珊瑚のカットと、大きさ、重量です。
カットはボール型がもっとも一般的で、さまざまなアクセサリーにも使いやすい事から人気があります。他にもカボションカット、ドロップカットなどネックレスに使いやすい形や、小さな珊瑚をビーズ形に加工したカットなどがあります。
そして最後のポイントは珊瑚の大きさです。
大きさが5ミリ以下のものは査定がむずかしいですが、10ミリ、15ミリとなると価値が高まり、さらに20ミリを超える大玉では場合によって数十万円の査定がつく場合もあります。
珊瑚のカラーが薄くても、査定が高くなることも十分にありえますので、ぜひご相談くださいね。
査定したポイント
今回重視した査定のポイントは、珊瑚の色と大きさです。
珊瑚の「赤色」のグレードから判断するとやや薄い色のため「桃色珊瑚」です。
珊瑚の中でももっとも貴重とされる「血赤珊瑚」に比べると、赤味がおさえられており、白濁もやや見られます。
しかしとても美しい色が出ており、グレードは高くないですが、貴重な珊瑚であることに変わりはありません。
珊瑚の大きさも、大玉に近い17mmを超えており、なかなか見ることのできないサイズです。重量も7g近くあり、かなり重厚感のある珊瑚のルースです。
また真円に加工されていることも、査定の大きなポイントとなります。
「フ」が表面に少し表れていますが、美しい模様となっているのであまり目立たないです。
穴の周辺に傷が少しあるのが残念ですが、美しい桃色と模様が印象的な珊瑚ですね。
珊瑚 ルース 買取 まとめ
今回はK様ご自身が初めての買取査定ということもあり、どのような点に注意するべきか、まったくわからない状態からの査定となりました。
リングやネックレスのように、他の貴金属が使われているアクセサリーではないため、珊瑚だけの状態で買取をしてもらえるか、大変心配をされていました。
しかし珊瑚について基本的な知識をお話させていただき、査定のポイントについてもご案内差し上げたところ、とてもわかりやすい説明だったと喜んでいただけました。
また買取の金額についても、ご想像されていた金額よりも高額だったため、大変喜んでいただけました。
同じような珊瑚のルースでもさらに赤が強い「血赤珊瑚」であれば、買取金額はさらにアップいたします。
ぜひご自宅に眠っている珊瑚がありましたら、どのような状態のものでも構いませんので、ぜひ一度ラフテルまでご相談くださいませ。