買取した商品のご紹介
今回ご紹介させていただくのは「本象牙 一本物 龍彫刻 3.48㎏ 登録票付」になります。
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象牙の一本牙にとても細かな龍の彫刻が入っている繊細な彫刻品になります。
元々象牙は加工をしていない状態(原木)だと茶色でゴツゴツしているのですが、表面を0.5cm~1cmほど削り磨きをかけると写真のようなアイボリー色の白い肌が見えてきます。
この磨きをかけただけの状態で販売されていた象牙も多くあるのですが、観賞用に彫刻をして販売される象牙もありました。
彫刻の種類としては「七福神」「龍」「鯉」「山水」等があります。
すべて縁起の良い物が題材となっておりますね。
象牙自体が昔から縁起の良い物という文句で販売されていたので掛け合わせていた加工とおなります。
状態
今回の象牙は加工されてから多少の時間が経っていたようですが、大きな欠点や汚れなどは見受けられませんでした。
査定額
今回の「本象牙 一本物 龍彫刻 3.48㎏ 登録票付」は¥90,000にてお買取りさせて頂きました。
彫刻の幅が広く、龍の顔など細かな部分の評価がよく査定額もUPさせていただきました。
※現在象牙製品(牙状・彫刻品)の相場は大きく変動しております。直近の相場は一度お問い合わせ下さい。
査定ポイント紹介
今回の査定では彫刻部分での評価が良く査定額をUPさせて頂きました。
彫刻の評価としては、バランス・仕上げのきれいさ・顔の出来などをチェックします。
バランス・・・顔や胴体、周りの模様など彫刻の全体的なバランスを見ます。
バランスが悪いと飾った時の違和感や、格好悪さが目立ってしまいます。
仕上げのきれいさ・・・基本的には象牙は手彫りで仕上げます。
細かな模様や顔などを彫ったあとに研磨をし、ツヤを出していきます。
この仕上げをしないとざらついた表面になっていたり、粉っぽい仕上げになってしまいます。
きれいな仕上げは細かな部分までツヤがあり美術品としての価値を上げてくれます。
顔の出来・・・龍や七福神など題材や作者によって顔の作りは変わりますが、出来が悪いものは顔のパーツの位置が歪んでいたり、生気のない顔になることが多いです。
有名な彫刻家の作品などはバランスも良く、歯の一本一本まで丁寧に作られています。
このような箇所をポイントとして査定していきます。
これにより工芸品(お土産品)なのか美術品なのかの判断や査定が可能になります。
まとめ
今回は象牙 龍彫刻 一本牙をご紹介させて頂きました。
ここ数年で象牙の相場は下落しております。
需要や規制など様々な要因で相場は変動致します。
現時点の相場や状況が気になる方はぜひ一度お問い合わせ下さい。