名前:Y様
年齢:60代
所在地:八王子市
買取した商品:K14WG べっ甲のメガネ、メガネフレーム、重量39.3g
買取した商品のご紹介
今回お買取させていただきました商品、K14WGのべっ甲メガネになります。
レンズは付いていましたが、レンズを除くフレームのみでのお買取とさせていただきました。
べっ甲は、熱帯に棲むウミガメの一種のタイマイと呼ばれる甲羅を加工したものです。
甲羅には、爪甲、背甲、腹甲がありそれぞれの部位によって、べっ甲の色合いが違ってきます。
べっ甲には多くの種類があり、一番希少性が高く評価されているのが「白甲」と呼ばれている物です。
トロ甲→中トロ甲→上トロ甲→極上甲→オレンジ甲→白甲の順番に、白甲に近づくほど希少価値が高くなります。
基本的に、色味が濃くなっているものより明るくなっているものの方が希少価値が高くなっています。
べっ甲が加工され始めたのは中国で、日本の長崎にポルトガル人によって伝えられ、江戸時代から人気が高く、令和の現代でも様々な加工品が多くあります。
べっ甲のメガネ、ブローチ、かんざし、櫛など様々な加工品の売買は問題ないのですが、ワシントン条約により、タイマイとしての売買は登録証が必要となります。
状態
べっ甲自体のツヤは残っておりきれいな状態でしたが、全体的に見ますと破損してる部分ががありました。
査定額
K14WG、べっ甲メガネ、総重量39.3gの査定額は破損部分がありましたが、¥50.000を付けさせていただきました。
査定ポイント紹介
査定ポイントといたしましては、べっ甲の種類、金具の素材、状態の3点です。
まずべっ甲の種類ですが、上記で記した様にべっ甲には6種類のランクがあり、今回買取した商品は「極上甲」と判断しましたので高額査定になりました。
次に金具の素材ですが、メガネのフレーム部分はK14WGが使われていました。
フレームは地金として買取となりますので、総重量39.3gのからべっ甲部分との割合を引いての査定となります。
最後に状態についてですが、べっ甲はタンパク質が主成分でできており、酸性や汗に弱いので使用した時など、皮膚の脂などの付着をそのままにしているとツヤがなくなっていきます。
べっ甲の価値は、ツヤと色合いですので、使用された際には乾いた布などでお手入れされた方がべっ甲自体の質を損なわないので買取にもプラスの影響が出やすいかなと思います。
まとめ
今回はべっ甲のメガネフレームを買取させていただきました。
ご自宅でご不要になっているべっ甲細工がありましたら一度、弊社ラフテルへお問い合わせください。
意外なべっ甲細工が高額になる可能性がありますので、どんな小さなものでも査定させていただきます。
弊社ラフテルでは、様々な商品を取り扱っていますので、他社で値段が付かなかったものでもお買取いたします。
スタッフ一同心よりお待ちしております。