アレキサンドライトの買取について

アレキサンドライトの買取について

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アレキサンドライトとは

アレキサンドライトとは

アレキサンドライトは神様のいたずらといわれる神秘的な宝石の一つで、和名は金緑石(きんりょくせき)、変彩金緑石(へんさいきんりょくせき)と呼ばれます。

光によって色が変化することがそういわれる由縁で、太陽の光では深い青緑色の輝きを放ち、日が暮れてランプやキャンドルの光を浴びると赤紫色へとまるで魔法のような変化を見せてくれます。色が変わる性質は、変色効果、カラーチェンジ、アレキサンドライト効果と呼ばれ、 色の変化が明確なほど評価が高くなります。

初めはエメラルドと思われていたアレキサンドライトは、最大の特徴であるカラーチェンジが発見されたことでロシア皇帝ニコライ1世に献上されるようになりました。

現在でもアレキサンドライトは、宝石コレクターの中でも大変人気の高い宝石です。アレキサンドライトは大変希少な宝石であり、世界で最も高価な宝石の1つです。中でもロシア共和国のウラル山脈で産出されるアレキサンドライトは、美しい変色効果が見られ、産出量が少ないせいで市場に出回ることがめったにありません。そのため、大変高く評価されています。

アレキサンドライトの種類

アレキサンドライトの鉱物名はクリソベリルです。

通常のクリソベリルは黄系や緑系の色をしていますが、内包される酸化クロムが色の効果に影響を与え、光の種類によってグリーンが支配する場合と、レッドが支配する場合があり神秘的な変色効果の見られる石が存在します。これをアレキサンドライトと呼んでいます。アレキサンドライトはクリソベリルの変種なのです。

アレキサンドライトの中でも特に希少性の高いのが、アレキサンドライト キャッツアイです。

その名の通り、変色効果と共に美しいシャトヤンシー(猫目効果)を見せる、まるで猫の目のような縦の細い帯状の光を放つ宝石です。

水路上や羽毛上、または針状などの細長いインクルージョン(内包物)が平行に並んでいる場合にのみ現れる変化で、キャッツアイ効果のあるアレキサンドライトは、その価値がグンと高くなります。

アレキサンドライトの査定ポイント、良し悪しの条件

アレキサンドライトの特徴ともいえるカラーチェンジの度合いはもちろんですが、元々の色も評価ポイントです。また、アレキサンドライトは鉱物特性上、インクルージョン(内包物)が入りやすい宝石なので、透明度の高さは査定ポイントを高くします。形も良く肉眼で確認できるインクルージョン(内包物)がないものだとより高く評価されます。

査定のポイント

【カラーグレードとカラーチェンジ】

色の変化が明確ではっきりと変化する変色効果が強いものが高い評価を受けます。また、色合いは、深緑や暗赤色、濃い赤紫色のはっきりした鮮やかな色味が出ているものが好まれます。

【模様やキズ、透明度】

透明度があり、インクルージョン(内包物)が少なく、キズも小さい石は高く評価されます。

【合成石ではなく天然の石】

加工され生成された合成石ではなく、天然の石の方が価値が高いです。

【産地】

ロシアのウラルから産出されたもので透明度が高くて色の変化、色合いの美しいものが評価されます。

【カットの種類】

石ごとの特性に合わせたカットが施されていることが好まれます。例えば、純粋で明るい色合いのアレキサンドライトはファセットカットで、インクルージョン(内包物)があるものにはカボションカットを施しているなどです。

上記の項目でアレキサンドライトは評価されます。

下記の項目では、評価の方法について順を追って詳しく説明していきます。

カラーグレードとカラーチェンジ

アレキサンドライトのカラーチェンジ

色が濃いと評価が高く、チェンジ・オブ・カラー(変色効果)については、白熱光の下では赤色や赤紫、日光や蛍光灯の下で青色や青緑に変わるものに近い状態のものほど評価が高くなります。

サイズが大きくなるほどに、グリーンはより黄色の色味が強くなり、赤紫は茶色に近くなるという傾向があるので、5カラットを超えても美しいグリーンと赤紫にはっきり変化するものは非常に希少で高価となっています。

緑色も赤色も彩度が低く、茶色がかっているものや黄色がかった緑色、オレンジっぽい茶褐色の赤色であると評価が低くなります。

また、はっきりとカラーチェンジすることも評価の対象で、例えば鮮やかなグリーンであっても光を受けて赤紫色への変化が淡いと評価は低くなってしまいます。

アレキサンドライトのカラー評価とは、変色効果がどれほど明確であるかを、確認したものなのです。

アレキサンドライトの模様やキズ、透明度

アレキサンドライトは鉱物特性上、インクルージョン(内包物)が入りやすい宝石と言われています。

色の変化が大きく深い濃い色で、インクルージョンの少ない、または見当たらない石は価値が劇的に高くなります。透明度が高いものほど評価が高くなるのがアレキサンドライトなのですが、一部例外もあります。

ある種の細長いインクルージョンが平行に並んでいる場合、シャトヤンシーと呼ばれる細い帯状の光が縦にまっすぐ現れるものがあります。

色の変化だけでなくキャッツアイ効果と呼ばれる変化もみられるのが、アレキサンドライト キャッツアイです。

アレキサンドライト キャッツアイは2つの変化が同時にみられる希少なものですから、目の肥えた宝石コレクターにも大変人気の高い宝石です。

通常のアレキサンドライトよりもアレキサンドライト キャッツアイはその希少性と独特な美しさから、高額で査定されることもあります。

アレキサンドライトの偽物!? 合成石について

実は天然石がほとんど取れない状況なので、市場に出回っているほとんどが合成石、または模造石です。天然石と合成石の鑑別が難しいほど、高品質なものが多いのが合成アレキサンドライトの特徴です。

変色効果と色合いの美しいものは、安くはない価格となりますが、天然ものと同レベルの合成品と比較すると、合成アレキサンドライトは天然のアレキサンドライトの約10分の1です。

いくつかの製造方法があり、天然石と同様の成分溶液から作られるフラックス法や京セラで採用されている結晶引き上げ法、服部セイコーで採用されているフローティング・ゾーン法(浮遊帯域溶融法)などがあります。

どれも共通しているのは天然に近いインクルージョン(内包物)を取り入れて、天然に近くなるような製造をしています。それほどに天然のアレキサンドライトが希少な上、大変人気の宝石なのです。

アレキサンドライトの産地

ロシアのウラルで産出されたものは変色効果が見られ、価値が高い傾向があります。ロシア・ウラル産のアレキサンドライトは、透明度が高くて色の変化、色合いの美しいものが多く、最上級のアレキサンドライトとして絶賛されていました。現在ではほとんど採掘されたと言われ、ロシアのウラルで産出されたアレキサンドライトは幻のロシアン・アレキサンドライトと呼ばれているほど、入手困難になっています。

1987年にはブラジル・エマチータで産出されました。ロシア産の最上級の品に匹敵するとまで言われていましたが、一攫千金を狙う鉱夫たちに採掘され、争いとなり軍が介入して発見されてたった3ヶ月で鉱区を水没させることになりました。おかげで幻のエマチータ産と言われ、こちらも入手困難となっています。

その後、スリランカ・ラトナプラで産出されるようになりました。スリランカ・ラトナプラ産のアレキサンドライトは大きな原石が数多く産出されていますが、色変化のバランスが緑系に偏っており、赤系の発色が僅かであるものが多く美しい変色効果が確認できるものが多くありません。黄味を帯びた緑色で赤系統の色味が淡いので、ロシア・ウラルやブラジル・エマチータと比べると比較的安価なものが多いのが特徴です。

アレキサンドライトのカットの種類

純粋で明るい色合いのアレキサンドライトはファセットカットを施されます。中でもクラウン(上部)はブリリアントカットで、パビリオン(下部)をステップカットにした、ミックスカットにされることが一般的です。

面のある加工をするとその面ごとに光が乱反射し、美しい光を放ちます。透明感のあるものであれば面が互いに光を反射し合い、内側から輝きを表面に出し強くしてより魅力を引き出します。

インクルージョン(内包物)があるものにはカボションカットが施されます。

カボションカットは、石の表面の輝きやパターン、光の集まり方などが最大限に活かせるカット方法です。内包物があることでシャトヤンシー(猫目効果)が現れるアレキサンドライト キャッツアイは、このカボションカットによって魅力を引き立てられているのです。

アレキサンドライト買取まとめ

記事中でも記載している通り、高値が付きやすいアレキサンドライトはカラーチェンジがはっきりと現れる石で、特にキャッツアイは高値で取引されております。

人気がある宝石のため、お客様のご希望にできるだけ近くなる高額査定をする努力をいたしますので、ご査定のお申込みをお待ちしております。

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