名前:S様
年齢:70代
所在地:館山市
買取した商品:『火縄銃 中鍛銘あるも不明 全身129.9cm 火なわ式銃砲』
買取した商品のご紹介
今回S様にお持ち込みいただいた物は、銘柄はあるのですが詳細不明の『火縄銃(火なわ式銃砲)』です。
代々引き継がれているものだそうですが、置いていても仕方がないということで今回お持ち込みいただきました。
火縄銃は戦国時代にポルトガルから種子島に伝わったことで有名ですが、戦国時代に最盛期を迎えたものの、江戸時代に進むにつれて平和になっていき、使わなくなっていったことや、火縄を使わないものや西洋式火器の需要が高まっていったことにより、幕末にはほとんど製造されなくなっていきました。
それでも150年も前のものが今でもこのような状態を保っているのは凄いことです。
火縄銃といえば織田、徳川連合軍と武田軍の長篠の戦いが有名ですね。
歴史を思い出させてくれる物でした。
状態
こちらの状態ですが、100年以上も前のものがこの様に形を残していることだけでも凄いことです。
木部のところもバリやささくれが出ててもおかしくないですが、おそらくワックスを塗るなどの定期的なメンテナンスを行っていたのだと思います。
こちらは銃身の部分です。
これだけの年代物なので多少のサビは仕方ないことです。
火縄銃に使われる黒色火薬の成分がサビやすいと言われているので、使用後のメンテナンスがとても重要になります。
メンテナンスを怠っているとサビによる変形が起き、内部爆発を起こす確率が非常に高くなります。
査定額
今回こちらの火縄銃には”¥56,000″のお値段をつけさせていただきました。
処分感覚でお持ち込みいただいたということもあり、こちらのお値段をご提示させていただいたところ、大変喜んでいただけました。
査定ポイント紹介
今回査定をするにあたり、重要視したポイントをいくつか紹介していこうと思います。
まずはこちらの写真ですが、銃器や刀を所持しておくのに必要な登録証です。
この登録証がない場合は弊社では買取させていただくのができないということと、法律上所持しておくために必要な物なので気をつけてください。
この登録証と照らし合わせて、実際に一致するかを見ていきます。
そして買取額に大きく影響してくるのがやはり【状態】です。
銃や刀は今でもコレクターの方が多いですが、綺麗であればあるほど需要は高くなります。
下の写真は特に手入れが難しい部分です。
この部分は銃身とは違い、木材と鉄材が一体となっていて、分解してお湯で洗うなどのことができないため壊れやすくなります。
丁寧なメンテナンスを長く続けていたことで、今でもこの様に綺麗な状態を保っていられます。
これらの事が今回の査定に大きく影響しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は火縄銃の買取をさせていただきましたが、切手やテレホンカード、カメラなど昔はやっていた物から、時計や宝石、貴金属などの買取も行なっております。
もちろんお値段を知りたいだけでも、お値段次第で売却しようかどうか考えたいということでも大丈夫です。
また、今回は店頭に出向いていただいての買取となりましたが、この様なご時世で外に出たくないという方でも、『出張買取』も行なっておりますので、何かご質問やご不明点ございましたらお気軽に弊社ラフテルまでお問い合わせください。
桃園美術より転用