名前:N様
年齢:50代
所在地:水戸市
買取した商品:日本刀 刀 濃州関住正行作 長さ61.9cm 拵え
買取した商品のご紹介
こんにちは。
ラフテル鑑定士の髙谷です。
今回買取させていただいたお品物をご紹介いたします。
濃州関住正行作 日本刀 長さ61.9cmです。
ちなみに刀剣は長さによって呼び方が変わりまして、おおまかに30cm未満を短刀、30cmから60cm未満を脇差、60cm以上を太刀と呼び1mを超すものを大太刀と呼んだりします。
こちらはN様のお父様が趣味で集めてらっしゃったもので形見として譲られたそうなのですが、手入れもしなければいけないし、お子様たちも興味がないということでもっとお歳をとってしまう前に処分をしたいということでラフテルまでご相談がありました。
ちなみに刀の査定はご自宅などに伺っての査定となりますので予めご了承ください。
状態
それでは今回買取をしたお品物を見ていきましょう。
登録証はしっかり付属しています。
次に刀をばらし各部位の状態を細かく見ていきます。
特に持ち手の部分で茎(なかご)の部分に注目します。
こちらには登録証に記載の通り銘が確認できますね。
また各部分にはところどころさびが見られます。
刃もサビや傷、刃切れがないか気を付けてみていきます。
表裏、角度を変えながら慎重に確認します。
わずかにサビが見られるものの大幅に査定に影響するほどの状態ではありませんでした。
査定額
今回の買い取り額は10万円となりました。
査定ポイント紹介
それでは今回の査定ポイントを見ていきましょう。
まず大前提として登録証があるかどうかです。
登録証がない場合は買取自体ができなくなってしまいますので、査定に出す前に今一度有無を確認してください。
もしも登録証がなかったり、コピーしかなかった場合は各都道府県の教育委員会に連絡し銃砲刀剣類登録証を発行してもらいましょう。
次に刀を誰が作ったかです。
日本刀はどの刀工が作ったかによって様々な位列に分けられ価格も変わってまいります。
また刀の切れ味によってもランクがあり「最上作」や「最上大業物」などと呼ばれる刀は評価が高いです。
次に刀の状態が大事となってまいります。
刀は手入れを怠るとすぐにサビが出てくる厄介なものです。
サビや傷、刃こぼれ、刃ぎれ、柄や鞘の破損などによってマイナス査定となってきます。
三つめは付属品の有無です。
鑑定書や拵(こしらえ)、箱、折紙などがきれいな状態でそろっていると大変良いです。
ほかにもどの時代に作られたかや、単純に刃の長さによっても買い取り額は変動してまいります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は日本刀の査定についてご紹介させていただきました。
われわれラフテルは刀剣類全般から拵などの刀装具から、甲冑、武具など幅広くお買取りしております。
おうちの蔵や倉庫などに眠ったままの刀剣類がございましたらぜひとも一度ご相談ください。
多くの皆様のご来店をお待ちしております。
桃園美術より転用