名前:H様
年齢:40代
所在地:秦野市
買取した商品:レコード社製 スモールセコンド アンティーク手巻き懐中時計
買取した品物のご紹介
今回も面白いお品物買取りましたのご紹介させていただきます。
【レコード社製 アンティーク手巻き懐中時計】
1903年創業のレコード社は第二次世界大戦中にイギリスに時計を卸すなど90年代に活躍したブランドです。
残念ながら1961年にロンジン社に買収され消滅してしまいましたが、秒針の表示を別の場所に設ける、スモールセコンドがおしゃれだと話題になり、また現在は手に入りにくいため懐中時計コレクターの間ではひそかな人気になっております。
こちらのお品物はH様のおじいさまのお品物だそうです。
何かの記念に買ったらしいとの事ですが、譲り受けたが懐中時計なんて使わないしと、しまったままになっていたそうで、片付けの途中に出てきたため値段付くのか?知りたいとお持ちいただきました。
状態
かなり昔のお品物でしょう。
針の間に錆が出てきており、リューズは巻けますが針は動きません。
長年使われちなかったため分解洗浄しなければならない状態で、決してキレイとは言えません。
フレームの方も全体的な小傷、曇り傷が目立ちます。
査定額
上記の状態を踏まえ、ブランドの価値と品物自体の需要を考えて今回は¥5000を提示させていただきました。
H様もしまったままだった物に値段がついて満足されており、快く成約をいただく事が出来ました。
査定ポイント紹介
では、査定のポイントを何点かお話し致します。
手巻き時計の場合、常に万全な状態で動くとは限りません。
動力源がゼンマイのほどける力のため、内部のパーツは非常に精密でたくさんのパーツを使用しています。
使い続けるうちにパーツは摩耗し油は固まり、正確な時刻を刻むことが出来なくなります。
今回のお品物のように錆びなど様々な要因で止まってしまう事もあります。
手巻き時計は定期的な分解洗浄やパーツ交換が必要となるため、数年に一度はメンテナンスに出していただくと、気持ちよく使えますし、査定額も落ちにくいかと思います。
今回は古いお品物だったこともあり、正常に稼働するもの多くありません。
そのため、故障、不動やパーツ欠損でも欲しいというコレクターの方はいらっしゃるため、完品より若干マイナスのお値段提示となりました。
まとめ
時計の買取というと高級時計が上がりますが、様々な時計があります。
以外にも、普通の時計をお持ちいただくケースの方が多く、お値段付かないものも多々あります。
まずはお調べしないとわからないという事もありますので、一度お品物を拝見させていただければ非常に助かります。
時計コレクターの方は世界中に大勢いらっしゃいますので、こんなもの…と思わずお持ちいただければびっくりする金額提示になるかもしれないですよ。