名前:N様
年齢:50代
所在地:名古屋市
買取した商品:PT900 リング ヒスイ20.1ct ダイヤ0.73ct 総重量21.8g
買取した品物のご紹介
今回、査定させていただいた品物はこちらです。
こちらはN様のお母様がもともと購入された品物だそうで、その後N様の手に渡ったそうです。
N様自身はアクセサリーにあまり興味が無いそうで、お品物はかなり大きなヒスイがついておりますが、付ける機会がなくこの先も付けなそうという事で今回お持ちいただきました。
状態
では、こちらのお品物状態の説明です。
まず、なんといってもヒスイのサイズが20.1ctと非常に大きいです。
これほど大きいヒスイはなかなか出てこないですね。
通常、ヒスイと言われる宝石はジェダイトと言い硬玉とも書かれます。
歴史は古く、日本でも邪馬台国時代にヒスイの勾玉が出土しており、日本では新潟の糸魚川地域で産出されております。
名前の通り、硬く宝石に用いられることが多い宝石です。
一方で軟玉という石もあり、こちらはネフライトで全く違う石です。
古くから中国でよく取れる為、中国ヒスイと言われることもあります。
薄い緑色の大きな置物なんかはこちらの軟玉の方です。
名前の通り硬度が低く割れやすいため宝石として売り出すことはほとんどありません。
こちらの指輪は色味としては少し物足りませんが、その反面非常に大きい石が付いております。
横から見ても非常にぼってりとしており、厚みのある良い石です。
年代としては50~60年くらい前のお品物でしょう。
写真でもわかる通り、裏面にも鏡面仕上げが施されております。
こちらのお品物はオーダーメイド品となりますね。
細部までしっかりとこだわりを持って作られたデザインですのでこちらは指輪としてのお値段提示となります。
査定額
ではこちらのお品物ですが¥121,000-を提示させていただきました。
N様も興味がないとおっしゃっておりましたが、思わぬ高額査定に大変驚かれていらっしゃいました。
査定ポイント紹介
では査定のポイントの説明です。
ヒスイの色を表す言葉で琅玕(ろうかん)という言葉があります。
ヒスイの良い色の定義は難しく、一般に深い濃い緑色で独特の油を塗ったようなテカリがあるような艶めかしい色が最高級とされ、キレイな琅玕のヒスイとして石の大きさに限らず高額で取引されておりました。
今回のこちらのお品物は琅玕色ではありませんでしたが、サイズの大きさから高額査定となりました。
まとめ
ヒスイの査定は難しいです。
古くから宝石業界では大きさに限らず、どれだけ琅玕色の良いヒスイかで取引されてきたため、見る人によって価値が変わってしまします。
一般的なランクに照らしての査定となりますが、琅玕色よりもラベンダーヒスイの方を好まれる方も大勢いらっしゃいますので、熟練の査定技術が必要です。
当店ではしっかりとした専門知識と、宝石の流行に沿った査定をさせていただいております。
他店で査定額があまり付かなかったヒスイでも、当店では高額査定になる場合もありますので、是非一度お見せください。