名前:K様
年齢:60代
所在地:岐阜市
買取した商品:ロンジン クウォーツメンズ腕時計
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせていただいた商品はこちら。
ブランド名:ロンジン
機械:クウォーツ
型番:6702 2
付属品:取り扱い説明書
みなさま、ロンジンという時計ブランドはご存じですか?
スイスには1832年にスイスのサンティミエで創設し、スイスの時計メーカーの中でも有数の長い歴史を誇る時計ブランドです。
ブランドとしての全盛期は19世紀後半から20世紀前半で、当時の時計界における知名度は現代のロレックスに匹敵するほどであり、誰もが知る時計ブランドとしての名声を獲得しました。
現在のロンジンは高級時計のリーズナブルな価格帯を担うブランドです。
K様が今回お持ち込みいただいた経緯としては、お父様の遺品整理をしていた時に、出てきたものの一つだったようです。
腕時計をする方がご家族ではいらっしゃらず、弊社にお落ち込みいただきました。
状態
まずは、ベルトです。
30年以上前にご購入されていますが、多少の使用感はありますがとても大切に使用されていたことがわかります。
お次は、文字盤です。
風防(ガラス)にカビが出てきているのが見受けられます。
特に防水性の低いアンティーク時計は、湿気に弱い傾向です。 防水機能が付いている時計であっても、年数が経つにつれて効果が薄れてくるため、湿気に注意しなければなりません。
査定額
こちらのロンジンのアンティーク時計の査定額は「10,000円」のお値段を付けさせていただきました。
査定ポイント紹介
ポイント①有名ブランド・人気モデルのクォーツ時計
時計としての価値を聞かれた時、様々な答えがあると思います。
精度、性能、造形や意匠・・・しかしながら買取における時計の価値は、ブランドが占める部分が少なくありません。有名ブランドの人気モデルであればあるほど、高額買取対象となるのです。「名家」「老舗」と呼ばれるようなブランドから出たクォーツ時計は高額買取されやすい逸品です。
ポイント②10年以内に販売されている個体
クォーツ時計の正確な寿命はハッキリとは言えないのですが、裏を返せば、あまりにも年式が古いものはいつ壊れるかわからない危険性を内包していると言えます。
そのため、高く買取されやすい基準の一つとして、「10年以内」というものがあります。
これは、ただ単に寿命の問題だけではない理由もあります。
すなわち、買い取ってから流通ルートに流すまでの「メンテナンス費用」。
機械式時計はメンテナンスにどうしてもお金がかかってしまいます。一方のクォーツは、もちろん程度にもよりますが、多少放っておいても問題なく動くことがほとんどです。つまり買取店にとっては、いざ買い取っても修理やオーバーホールでお金がかかり、結果的に足が出る可能性がある機械式時計よりも、そのまま売れるクォーツ時計の方が実入りが高くなる、といったケースもあるのです。
そしてもう一点大切なこと。
先ほどクォーツ時計は回路が死んでしまっても交換対応してくれるブランドがある、とお話しました。しかしながらブランドにはそれぞれパーツの保存期間があります。あるモデルが製造されているうちはもちろん関係しませんが、ひとたび生産終了した時、保存期間を過ぎればそれらは破棄されてしまいます。
オーデマピゲやIWCのように永久修理を掲げて、パーツ・製造ノウハウを永遠に保管するところもありますが、多くのブランドは保存期間が過ぎたらその時計の修理・交換に関して一切の責任を負いません。
例え10年以上経っているものでも、質の高いモデルや有名ブランドのクォーツ時計であれば高額買取対象となる可能性は決して低いものではありません。
ポイント③電池切れを放置していないなど、きちんとメンテナンスがされているもの
「10年以内に販売されている」なら、なんでもいいわけではありません。
特に、電池切れをずっと放置していると、内部で液漏れを起こしてしまい、回路全部がダメになってしまう、というケースが発生しうるのです。
ポイント④説明書、保証書の有無
購入した際の付属品の有無で査定額が上がる可能性がございます。
以上、4点のポイントから今回の金額を付けさせていただきました。
まとめ
ご来店いただいたK様は他にも何点か腕時計をお持ち込みで、その中のひとつがロンジンの腕時計でした。
引き出しにしまったままの腕時計の一つに、高額なものがあったとお喜びでした。
K様のように、予想しないお値段が付くものがお家の中に眠っているかもしれません。
時計のほかにも、宝飾品、ブランドバッグなど、幅広くお買取りさせていただいております。
眠ったままのものが驚きのお値段になるかもしれません。
どうぞお気軽にお持ち込みくださいませ。
お客様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。