名前:S様
年齢:80代
所在地:仙台市
買取した商品:古銭 文政小判金
買取した品物のご紹介
今回S様にお持ちいただいた品物は、金の文政小判です。
文政小判は今から約200年前の江戸時代、文政2年頃に水野忠成が主導となって作られた金が含まれている小判で、江戸時代で7番目の小判です。
この小判は当時は金の産出量の減少から改鋳を行うことにより、金の含有量を下げ利益を得るために鋳造された小判でした。
そのため数ある小判の中でも金の含有量が一番低い小判であり、今で言うとおよそ14金程の含有量となります。
これによって江戸時代の財政が安定したかに見えましたが、それも一時的なものだったといわれています。
S様もお父様から譲り受けたものだそうで、そのお父様も代々譲り受けてきたそうです。
S様自身は特に小判などの古銭に興味があるわけではなく、いただいたからずっと持っていたそうですが、近年の金の高騰などがありどれくらいの価値があるのか気になり今回ご来店くださいました。
状態
まずは状態を見ていきます。
こちらは表面上部の写真になります。
200年前の物と考えるともちろん摩耗部分は多いですが、しっかりと文字が見える状態なので保存状態は非常に良いのではないかと思います。
同じく表面の下部の写真となります。
こちらも年代から見ると非常に良い状態かと思います。
こちらは裏面の写真です。
文政小判を表す文の文字もしっかりと読めるのでこちらも良い状態です。
重さも確認してみましょう。
小判の規定量目が13.09グラムと言われておりますので、昔は軽量などもザックとしていたので0.2グラムは範囲内ですので問題ありません。
査定額
査定額140,000円
査定ポイント紹介
今回の査定ポイントをいくつかご紹介していこうと思います。
まずは小判としての価値です。
金の含有量は14金と低いですがこれほど昔のお金ですとプレミア価格がついているので、現在の金の値段より高い評価となります。
また文政小判は表面の刻印などがきれいなことから、マニアの方やコレクターの方からも人気の小判ですのでそちらも高く評価されています。
次に金相場の影響です。
金を含んでいる小判ですので金の相場が上がればその分値段も上がります。
傷汚れの状態によってはさらに高額なお値段になる可能性もございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
古銭と呼ばれるものは多く存在しますがそのほとんどが古銭と呼ぶには新しいため、プレミア価格が付く前の段階となっております。
ですが今回の文政小判のように約200年も前のものとなると、現存していることが珍しいのでプレミア価格が付いてきます。
代々受け継がれている古銭の中にお宝があるかもしれませんので一度弊社にお見せください。
古銭以外にも宝飾品やブランドバッグ、時計なども取り扱っております。
ご不明点やご質問ございましたらお気軽にお問い合わせください。